次にもう一つの、生きる知恵に裏打ちされた感覚の用い方です。
 
野生動物の観察記などで、すごい知恵を働かせる動物のことが書かれています。私達、人間の場合は大部分は知識ですね。診察などは知識がほとんどを支配します。したがって勉強して、単に細切れの知識ではなく、有機的関連性をもった役立つ知識を多く学ぶことで力を高めることができます。しかし、知識で説明できないけれども、変だと思う気付きが大切です。なんだか分からないけれども知識、経験と照らして変だと思える力。知識と経験から筋道を立てて観察できる力と共に、筋道に載らないけど「変だ」と思う気付く力が重要です。この力は周囲に広く気を配る高い緊張感が機能するところだと思います。

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