先日、娘に二人目の子供が誕生しました。家内は可能な限り娘を支援しています。
私は2歳半になる上の子供の遊び相手を可能な限りすることになりました。
折々に思うことは、子供に良い人生を歩いてほしいなということです。
幸せになってほしいなということです。

40数年、教師をしています。沢山の学生達と巡り会ってきました。
学生に対しても近い気持ちを保つのですが、ちょっと違うところは、子供、孫達に対する気持ちには、客観的条件を踏まえてではないのです。
無条件でそう思うわけです。
その度に、子供は親に似るんだ、孫が生まれて、孫も親、兄弟、甥、姪達に似てるんです。
子供は親に似るんだということを思う時、子供に願いたいことを自分自身に願えばよいことなのだということに気付きます。
子供の努力に期待するのではなく、自分自身が努力し幸せだと思える人生にすれば、子供達の人生の可能性を広げることなんだと思うわけです。
最近のDNAなどに関する学問の発展に接するたびにその思いを強くいたします。

参考図書:「DNAでたどる日本人10万年の旅」崎谷 満著。昭和堂

男性の性染色体であるY染色体のDNA多型分析を中心に大変興味深い内容です。
現生人類がアフリカから第一次、二次、三次と世界に向かって出発しますが、日本列島の今生きている人々の遺伝子の中にその全ての遺伝子が残っているということが分かったと伝えています。
これは世界的に希な例ということです。

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