基本を考える治療で大切なことは、先週書いた三つの条件を満たすことともう一つあります。
それは症状の成り立ちから治療の方向を考えることです。
腰痛という症状は、年齢と共に増加し60代、70代で急増します。
このことはストレスなどよりも身体の構造、機能に主たる問題があることを示しています。
そこで、先の腰痛治療では、望ましい立位バランスを、歩行バランスをつくることを主眼としています。
立位バランスに関わりの大きい大腰筋、中殿筋、足底筋の解けにくい過緊張を解き、
良い立位バランスで過ごせることで腰痛を改善しようということです。