多くの方々にご覧いただき感謝いたします。
第74回日本温泉気候物理医学会学術大会が予定通りに開催できました。
世界的な不況、新豚インフルエンザなど不安材料が沢山あったのですが
多くの皆様のご支援をいただきそれぞれ種々の成果を持って
来年に繋ぎ終了いたしました。心から感謝申し上げます。
4月から「宝塚医療大学」(仮称)の開設を目的に活動を開始いたしました。
平成23年4月に開設の予定です。
4月から東北、関西、関東と毎週、飛び歩き活動しています。
鍼灸教育のいろいろな場面を経験させていただき新たな発見をしています。
70歳にして私自身の研修に大きな示唆をいただいています。
70代になっての新たな展開を実感しています。
社会に還元できるものにできるかなと期待しながら、新幹線、飛行機を乗り継ぎながら、
乗り物のスピードに負けないそれらを超越した考えるスピード、
心の安定を確保するかを課題にしています。
月曜、火曜は、ホテル住まいのためメール等をお休みしています。
という1週間単位で時間が過ぎて行く生活です。
自分の目で見る、考える。「そんなもんだ」という思いでは過ごさない。
最近、鍼の臨床の場で、抜鍼する時に消毒用綿花を持って鍼に添えて鍼を抜く姿を拝見します。
感染防止のための身体に刺入した鍼に手を触れないための衛生的な配慮です。
なるほどと思わせます。衛生的な管理をしているなと受け止められます。
しかし、これはどこから起こったのでしょう。
鍼を知らない外国からの圧力を鍼を知らない日本人が作ったことではないかと思います。
そんなことをいったら時代遅れ。西條もいよいよ「惚けたか」といわれそうです。
しかし、考えてみてください。
この綿花を持ってというのは、押手が鍼に触れるという前提に立っているのです。
押手は鍼に触れる必要性はないのです。
押手の母指、示指を5mm離して行えば鍼を抜く時に鍼に触れないのです。
押手を自由に出来ない、鍼の初心者が学習中には綿花を用いる意味がありますが、
押手が自由に出来る臨床家には必要のないことです。
という様に物事の本質をしっかり捉えた対応が大切です。