14日は私の71歳の誕生日でした。

鍼灸の教育。研究、臨床を一体として実践してきました。
一番望ましいあり方で仕事をさせてもらいました。
どのような教育の場を与えられるかは、
必ずしも自分自身では選べないところがあります。
しかし、研究、臨床は一体化しようとする本人の意志に関わるところが大きいと思います。
20代、30代、40代、50代、60代とそれぞれありました。
20代は、教員に成り立て時代でした。教育実践に熱中しました。
30代は、現代医学と鍼灸の研修時代でした。勉強し社会に育てられました。
40代は、鍼の臨床研究時代で、この10年間の終わりに10年間の研究の歳月を費やし
「浅刺・呼気時・坐位の刺鍼法」が誕生しました。
そして「自然鍼灸学」として身体の自然の仕組みを活用する鍼灸治療法の誕生です。
50代は、「自然鍼灸学」臨床実践の時代です。
60代は、大学運営と「自然鍼灸学」実践展開の開始でした。
各時代がそれぞれ新しい展開をしてきました。
それは前の時代を踏まえて可能になることでした。
年を重ねるということの意味を実感する71年です。

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