どのような分野での仕事、研究、学習にしても基礎的な力を培っている間は、
変化に乏しく、面白い展開はなかなかないですね。
基礎的な領域を終えると一つのことが他との関連が見えるようになり、俄然面白くなります。
私の人生で40歳代の10年間は、まさに鍼灸の研究者として基礎的な問題を検討する時代でした。
猛烈に仕事をするのに研究でポジティブな結果が見えないのです。
ここもネガティブ、ここもネガティブということの確認をしていたように思います。
それらを一通りやってみると周囲が見渡せるようになるようです。
そんな基礎的な力を養っている時に、とても励みになるのが、
今でいうとNHK総合テレビのプロフェッショナルなどの番組です。
努力している人達の生活を垣間見せてもらうことが、
ヒントをいただいたり、励ましたいただいたりします。