澤瀉久敬(おもだか ひさゆき)先生は、1941年から大阪大学医学部で、我が国で初めて医学概論の講義をされました。この医学概論は、第二次世界大戦終戦間近の、昭和19年からの講義録です。鯛二部 生命について、第三部 医学について、の三部からなります。新装版として出版されているのは第一部です。

私は、教員になって間もなくのころに、一端、絶版になっていたものが復刊されたものを求めました。この本は誠に名著です。言葉遣いはとても難解ですが、内容はすばらしく、特に、第一部科学についてが大好きです。この第一部科学については、筑波大学理療科教員養成施設で、筑波技術短期大学で、日本伝統医療科学大学院大学で教材として使わせていただいてきました。今回、平成医療学園教員養成施設で用いようとした時、持っていた図書が見あたりませんでした。主な部分のコピー持っていたのでそれで講義に用いましたが、ひょっとして買えないかと思い、アマゾンで調べました。そして2000年に新装版が発行されていることを知り購入できることが解りました。購入できるならぜひ紹介したいと思い今回です。ぜひお読みください。

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