Ⅲ 刺鍼練習の順序
1 刺鍼練習器による練習
切皮、刺入が確実にできるまでは練習器。
2 鍼の刺入は、常に深さをcmで意識させる。
3 用いる鍼
寸3の02番が確実にできるところまで行う。
4 生体への刺鍼
① 生体への切皮、刺入は、自己の下肢で、腹部で練習。
痛くなく、確実にできたら、お互い同士の練習へ。
② 他の人に刺鍼する練習は、背部で肩甲間部、Th3〜7の間で行う。
基本的な姿勢をつくるために背部を用いる、
最も安定した坐位姿勢の基本姿勢を完成させる。
刺鍼は膀胱経の1側線に行う。
他の部に刺鍼しないように絆創膏などで
膀胱経の1側線の外側、上下を囲うなどの工夫をし、気胸などの事故を防ぐ。
③ 気胸を避ける指導を十分に行う。
④ 基本的姿勢ができたところで身体各部への刺鍼練習へと移行する。