日本の年度は4月に開始です。 2010年度の課題は、私は、「鍼灸の積極的な魅力の開発」と考えています。
我が国においては、鍼灸は、「良薬口に苦し」という良薬という位置にいません。 したがって、口に苦くては、それを我慢しようという対象ではないのです。
鍼は、痛い、怖いと多くの調査で国民の60%の人達は思っています。
鍼の治療は、痛い、怖いからの解放が、まず求められます。
しかし、痛い、怖いから解放されたら解決するわけではありません。
それはスタートラインです。
「鍼治療いいね」というプラスの魅力を提供できなくては立ち上がれません。
プラスの魅力です。
プラスの魅力を提供できるかが、自立できるかどうかです。
プラスの魅力を提供する「鍼治療」を提供する力をつけましょう。 それが統合医療を求めている、生活習慣病への対応を求めている、社会の期待に応える道です。
生体は、すばらしい仕組みをもっています。
3歳の子供が肩を叩いても楽になるのです。
楽になれる状態にある人は楽になれます。
3歳の子供が肩を叩いても楽になれない人の肩の苦痛を改善してこそ、施術者の治療です。
本気で学ばなければなりません。
我が国の社会が本気で貢献する鍼灸を求めています。