「未病の徴としての背部深層筋に対する鍼施術とストレッチ」
1 背部深層筋深層筋の位置(部位)を頭に入れる。
起始、停止のおよそを掴む。
筋繊維の方向を知る。
筋の長さを知る。
深層筋をさらに浅層と深層に分ける。
2 「深層筋の浅層」
① 腸骨〜肋骨 脊柱の姿勢バランス
腸肋筋:胸腸肋筋、
起始
:12から7肋骨角。
停止
:6から1肋骨角。
腰腸肋筋、起始:腸骨陵、仙骨、下位腰椎の棘突起。
停止
:12から7肋骨角、
② 横突起〜横突起 脊柱の側屈、伸展。
最長筋:頚最長筋、
起始
:T5〜T1。停止:C6〜C2。
胸最長筋、
起始
:腰腸肋筋とともに起こる。 仙骨の後面、腰椎の棘突起、L2,1の乳様突起、T12〜T6。
停止
:内側尖:L5の乳頭突起、L4〜L1の副突起、Tの横突起。
外側尖:L4〜L1の横突起、T12〜T1の肋骨。
③ 棘突起〜棘突起 棘突起のすぐ両側、脊柱の伸展
棘筋:頚棘筋、
起始
:T3(4)からC6。
停止
:C5からC2。
胸棘筋、
起始
:L2(3)からT10。
停止
:T9(10)からT2
3 「深層筋の深層」
① 横突起〜棘突起 横突起から上方の棘突起へ、脊柱の回旋、側屈、 伸展
下記の順序で深層に重なる。
半棘筋:
起始
:(C1〜T10)の横突起から
停止
:後頭骨の上・下項線、(C2〜T4)の棘突起に付く。
多裂筋:
停止
:2から4椎骨上位の棘突起に付く。
回旋筋:
停止
:隣接する上位椎骨の棘突起基部に付く。