深層背筋は、上・下肢の運動に直接関わらない、
上・下肢の発生する以前からの筋群とも考えられる筋群です。

生命維持に関わりの大きい筋群であることが考えられます。

2008年にNHK総合テレビでラジオ体操は、「体力的効果は望めない」という放送がなされました。
覚えておいでの方も多いと思います。

「命に関わる機能が高まる」のだというのが、2008年10月22日のためしてガッテンの放送でした。

私は、深層背筋のセルフストレッチをしてみました。やってみてびっくりしました。
セルフストレッチで行うことになる運動が、ラジオ体操の中に全部あったのです。

「命に関わる機能が高まる」というのは、思いがけなくバランスを乱すような場面に直面したときの身のこなしが良くなるということでした。
それは脳のイメージの問題と説明していましたが、深層背筋の機能を高めると考えるとそれでも説明が可能です。

ラジオ体操は、リズム運動です。拮抗筋抑制というメカニズムで筋の過緊張が解けやすくなります。
セルフストレッチをするとさらに深層背筋の疲労が解けやすくなります。

ラジオ体操をして、セルフストレッチをするというのが理想的です。
来週、深層背筋のセルフストレッチの方法を書きます。

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