「ひらめく」といいます。
ひらめかない人には、どうしてひらめくのか理解しにくいのです。
ひらめきのための準備は、筋道を就けた解決への手がかりの整理ではないでしょうか。
それを瞬時にできる場合、少し時間をかけてできる場合、なかなかできない場合ということかと思います。
先日、かみさんと2枚のアクリル板を合わせて、その間に写真を鋏んで飾る額縁で写真を飾っていました。
アクリル板の大きさいっぱいに写真を切り、かみさんが枠をはめていました。
なかなか枠がはまりにくかったんです。
とんとんとんと音がするので、ひょいと見ると、かみさんが枠の端を叩いて入れようとしています。
枠が壊れたら終わりと思い、やめなさいと止めました。
それから二人で枠を外そうと枠を引っ張りますが抜けません。
細い金属の枠ですから力が入りにくいのです。
何か摩擦抵抗の大きいものを枠に巻いて引いてみますが抜けません。
どうしたら壊さずに抜くことができるかを考え、枠の金属の端を押すことができれば、
両手でアクリル板を引けるので抜けるかもしれない。
金属の端は斜めに切り落とされており、0.1mm程度しかありません。
この端を押す、この端を固定するには、鋭い角のあ縁、台があれば可能です。
そんなものがあるかしらとしばし考えました。
思いついたのです。物置に、昔の紙を切るカッターをしまってあることを。
もう捨ててもいいなと思っていた道具です。台板の端に金属の刃がついています。
当然鋭いのです。
早速探し出して用いました。両手でアクリル板を力を入れて引くと抜けたのです。
アクリル板の写真立ては、アクリル板より小さな写真にして、
アクリル板がたわむ余裕を必要とするようです。