「社会化された技術を抱える社会」私たちの生活に、技術がどんどん進入してきます。
携帯電話などは、人体の機能に超超能力を与えたようなものです。
携帯電話は携帯するということで身体の一部になっています。
かって人間の身体ではできなかったことが、世界の何処とでも情報交換をできるなど、
想像もできないことが現実になっています。
特定の高額な機械があってではなく、誰でもが入手可能な道具でです。
それが社会化された技術です。
従来とは人間社会が変わります。
特に新しい技術が社会化されたとき、どのようなことが起きる可能性があるのかについて、
研究者、開発者、発明家は考えなければならないといわれます。
かって原子爆弾のように人類に大きなマイナスをする恐れの多いものは
作って良いのかどうかが大きな問題になります。
クローン技術が進歩してもクローン技術で人間を作っても良いかは問題なわけです。
科学技術の進歩とその新しい技術を社会化してよいかどうかは検討されなければなりません。
京都大学における入試でのネットでの問題は、そのようなことを投げかけています。
思いもよらないようなことが現実に起きてしまいます。