高等学校に行ってお話をするとしましょう。
鍼灸師になりたい人は?。と問いかけてもおそらく誰もいないか、まれにしかいないのが現状です。
保健体育の先生になりたい人は?。と問いかけたら何人かはいるでしょう。
鍼灸師はかなり特殊な職業ですが、保健体育の先生は、知らない高校生はいません。
体育好き、スポーツ好きの高校生は、将来の職業の選択肢の一つに保健体育教師を入れている人は多いと思います。
保健体育の先生が、鍼灸師であったらということを考えてみましょう。
まず、保健の健康教育をとても身近な具体的な健康法も含めてできます。
体調不良で保健室に見える生徒はどうでしょう。
単にベットで休むだけではなく、簡単な治療を出来、対策を指導できます。
鍼治療の受療も進められますね。生徒の健康度を高められます。
保健室住人を減らすことが出来ると思います。
鍼灸師は、生活に密着した種々の身体の不具合を改善させるにもっともよい仕事が出来る職業です。
日本の医療費問題を解決するのは、医療制度の改革よりも、患者教育だと思います。
高校レベルでしっかりした健康教育を行い、医療の受け方を適切に出来る国民を作ることです。
適切な医療受療が出来る賢い患者が多くの医療に関する問題を解決する大きな力になると考えます。
それを実現するのは健康教育の充実です。
医療の提供側ではなく、受療側が賢い選択を出来るようにすることが大切です。
鍼灸の啓蒙、発展にもつながります。それは国民にとって好ましいことです。
高校の保健体育の先生に鍼灸師の国家資格を持つ先生を作ろうというのは、日本の社会が抱えている、医療の問題、不登校の問題などの解決への提案でもあります。
そんな挑戦を宝塚医療大学は新たな切り口で始めました。
社会的な動きにしようではありませんか。