7月9日のNHK総合テレビ、サイエンスZEROの番組で「アルツハイマー病」の研究最前線が放送されました。
とても勉強になる内容でした。
以前は、このような番組を見てその内容を人にお話ができたような気がしていました。
しかし、近年はそれが難しくなったように感じています。
全く私自身の脳の働きの問題です。
皆それぞれにそれぞれのやり方があるのだと思いますが、現在の私の勉強法です。
番組内容を下記のようにまとめます。
特にキーワードはそうしないと頭に入りません。
この番組を見て「脳ドック」を受けてみようという気になりました。
7年ほど前に一度受けていますので、経過を観察できたらおもしろいかなと思ったわけです。
次に本屋さんに行き「アルツハイマー病」についてまとめている新しい本を探しました。
「認知症の正体」(2011年6月3日発行)というPHPサイエンス・ワールド新書を見つけました。
著者は科学ジャーナリストの飯島裕一、佐古泰司という先生方が書いておられます。
なかなか有益な便利な本です。
アルツハイマー病研究の最前線 ーアミロイドβの謎を追うー 見えてきたアルツハイマー病の正体 認知症の56%がアルツハイマー病 APP(アミロイド前駆体タンパク質)、正常では酵素により二つに分解される。 老化などにより、三つに分解されることが起きると三つの真ん中が、アミロイドβになる。 アミロイドβが二つ以上凝集したものをアミロイドβオリゴマーという。 ↓ ↓ タウの凝集 ↓ 神経細胞死 ↓ アルツハイマー病の発症 発症の10数年〜20年前からアミロイドβが蓄積を始めている。 アミロイドβは、日中の活動状態で増加し、夜間に減少する。 アミロイドβ蓄積部位は、脳の記憶、思考部位である。日中の休息状態の時にも前期の部位は活動している。 アミロイドβ除去のためのワクチン療法:研究の結果、進行を止められなかった。 進行期の患者であった。 この時期では進行を止められない。 アルツハイマー病治療薬 今まで1種類 今年新たに3種類 アミロイドβに対する薬ではなく、神経細胞伝達機能改善。 進行は止められない。 研究: 1 APP分解酵素阻害剤 2 凝集阻害薬 3 分解促進薬
ネプリライシン: 生体内アミロイドβを分解する物質。 有酸素運動:ネプリライシンを増やす。 野菜、果物中心の食事:ネプリライシンを増やす。肉、乳製品は活性酸素を増加させマイナス。 生活習慣病の予防が今のところ期待できること。 |