初めての学園祭
鍼治療体験イベント
11月26日(土)、宝絚医療大学で初めての学園祭が行われました。 定番の焼き鳥などの屋台を始めカラオケ大会などです。
鍼灸学科のことを紹介します。学生は一期生6名しかいません。この人たちが学園祭では、地域の人たちへの「鍼治療体験コーナー」をやりたいのですが、先生、協力してもらえますかといってきました。当然OKです。1年生ですからようやく体への刺鍼練習が始まったばかりのところです、学生には治療は出来ません。しかし、本学の鍼治療を地域の人々に紹介し体験してもらいたいという発想をしました。そこが大学として、鍼灸学科としては大切なところです。学生数は6名ですが、彼らは本学科の鍼治療は人々に勧められるということを夏休み前に各人が抱える種々の愁訴で治療を受ける機会があり鍼治療を解説付きで体験していました。自分たちがこれから学ぼうとしている鍼灸を社会に貢献できるものとして実感として評価が出来ていたわけです。とても良い形で鍼灸学習の門をくぐったと思います。来春は二期生が入学してきます。一期生は良い先輩として役割を演じてくれると期待が膨らみます。
鍼治療体験コーナーには、近隣の方々、学生の父兄など31名の人たちが受けてくれました。
鍼治療は、1分間ほどの浅刺・呼気時・坐位の刺鍼による腰の動きが良くなる変化をまず体験してもらい(ここは平成医療専門学校の教員養成課程の学生浜田さんが担当してくれました。学生数が少ないので支援を頼みました。)、まず鍼の効果にびっくりします。本番は、
1 頸コース。(10分間)。
風池、天柱、C5の外方の三カ所に寸3、02番の鍼を用い側 臥位で片側5分間かけて行う刺鍼でソフトな刺激をします。
2 腰コース(15分間)
大腰筋刺鍼に10分間の置鍼をするために最初に刺鍼します。 続いてTh10、L2付近の多裂筋を対象に寸3、1番を用いて3 〜3.5cm刺鍼します(棘突起の外方1.5cm)。
頸の、腰の動きが良くなり楽になることを目的にしています。
体験していただいた方々から大変喜んでもらえました(何人もの方が治療室での受診を予約していました)。学生はそれぞれの持ち場で一生懸命に活動していました。鍼治療は教員4人が担当しました。みんなそれぞれに満足感を持って終わりました。