40年の研究の幸せ
ポリグラフでの自律神経機能研究を始めて40年近くになります。
刺鍼時の反応から始まりました。刺鍼による心拍数の減少が明らかになりました。
刺鍼による心拍数の減少が自律神経機能遮断剤の使用による実験で副交感神経機能亢進、交感神経β受容体系機能抑制というメカニズムによることが明らかになりました。
そしてM4の解明です。身体の仕組みを活用する治療の始まりです。
身体の仕組みを活用する治療は、鍼灸の枠を超えました。いろいろな領域での活用が可能になりました。
そして自律神経機能評価法に到達しました。副交感神経機能抑制を簡便に計測できます。
この自律神経機能評価法は、簡便な計測が可能という条件により種々の臨床現場での活用を可能にしました。スポーツ領域での新たな自律神経機能による健康管理の展開、医療の場における簡便な自律神経機能の活用を可能にしました。
40年に及ぶ研究、鍼灸に関する研究に始まり、今、自律神経機能による健康管理という人々の健康に関する広い領域に登場できるようになりました。
大きな幸せを感じています。
現代の社会に貢献できそうな手応えを感じています。