脳科学者、池谷裕二さんの著作です。
池谷さんは40歳代前半の新進気鋭の脳科学者で記憶と最も関わりの大きな海馬の研究者です。
私は宝塚医療大学で「臨床鍼灸治療学総論」の講義を4月から始めています。
90点以上の成績を確保するようにと学生には話していますが、昨日、前期の試験をしましたが、6人中5人は90点以上の成績でした。
この学生たちに上記の本を読ませました。
職業教育は、一夜付けの知識では教育になりません。
知識を長期記憶として忘れにくい記憶にまでする必要があります。
基本的には、やる気になれば多くの人はできるものだと私は考えています。
私の授業の評価は、講義への出席30点、小テスト30点、期末試験30点、総合評価10点で評価しています。
講義への出席と小テスト(3回行いましたが、全て90点以上であること、90点にならないときは90点を超すまで試験を受ける)。この二つを最も重視しています。
新宿鍼灸柔整専門学校の時には、学生の平均年齢が高かったこともあり(30歳代前半)テキストを2回、読むことを条件として試験をしませんでした。
今、大学では徹底して試験をしているわけです。
やり方は違うけれども思いは同じなのです。
仕事の役に立たない勉強は意味がないということです。