朝日新聞です。

「ヒトの設計図に当たり、病気の解明などを目指して盛んに研究されている前遺伝情報(ゲノム)の約8割は、遺伝子の働きを調節するなど生命維持に必要な役割を担っていることがわかった。これまで、無駄と思われていた部分も有用であることを示しており、私たちの生命観を変えて創薬にもつながる成果として6日付英科学誌ネイチャーに論文が発表された。」

とあります。

やはりと思いましたが、ゲノムの数%以外は、「無駄と思われていた」。
つまり、研究で解明されていないことを、不明であるとしなければならないことを、無駄、不要としてしまっていたわけです。
変ですね。
科学的視点に欠けているといわなければなりません。
そんなことを受け止められる感覚を、センスを私たちは持たなければならないと思います。

このようなことを指摘できなかった生き物についての専門家は反省しなければなりません。
私自身のことでもあります。
そうかと思ってしまう。変だぞと思えるセンサーを磨かなければなりません。

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