「こけたら立ちなはれ」松下幸之助の言葉です。
著者、岩谷英昭:米国松下電器社長、会長です。
物づくり日本、技術立国日本の家電メーカーが赤字に転落。
世界で苦戦しています。
それはなぜかと解説し、反転攻勢の方策について述べています。
バブル崩壊による不況を乗り越えるために企業が行ったリストラが、高度技術者の海外進出を起こし、技術輸出を勧め、コンピュータ技術のデジタル化が高度技術の平均的技術水準を上げ、技術差をなくした。
そして水平分割経営という自社完結型の経営からの変化に遅れたことが、今日の状況を招いたと解説しています。
日本の産業の現状を知る指南書でしょうか。
全く門外漢です。しかし、感覚的に受け止め興味深く読みました。