10月25日、26日に日本自律神経学会が東京の都市センターホテルで行われました。

30数年ぶりで一般講演の発表をし印象的でした。
単に発表ではなく、社会への新しい提案です。
また、新たなスタートという意味もあります。
74歳がですが、新潟大学の医学部生理学教授であった先生が、91歳でかくしゃくと講演されていました。

学位の指導などでお世話になった東京大学医学部内科物理学教室の教授であった大島良雄先生のことを思い出しました。
日本温泉気候物理療法学会の中心的な先生でしたが、学会に参加しておられるときには、いつも、会場のほぼ真ん中で二列目に座っておられるのです。
パイプを加えて黙って講演を聴いておられました。
たまに質問をされます。
大島先生が座っておられるだけで、緊張感が沸き背中を伸ばしたくなります。
参加者皆をそんな風な気持ちにさせておられたと思います。
大島先生が座られるであろうところには誰も座らないのです。
まさに学会のシンボルでした。

若い研究者たちと語らい、「先生にお会いできて嬉しかったです」などといわれて、こちらも嬉しかったです。
若い研究者を励ます意味で、適切な質問をし会場を活発な雰囲気にすることはとても大事なことです。
力がないとできないことなのです。
しばらく学会活動をしたいなと思いました。

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