11月11日(日)、NHK、Eテレ放送
11月17日(土)、NHK、Eテレ再放送
バイオミメティクス:生物模倣
生物の秘めている超絶能力をいかせ
バイオミメティクスには 1 形態模倣 かわせみ:新幹線の先頭部分の形態
ハコフグ:車の軽量化
2 機能模倣 カタツムリ:汚れがつかない
気づかれずに吸血する:蚊の生物超絶能力
無痛注射針の研究に 蚊の吸血作業に学ぶ。
関西大学 システム理工学部 青柳誠司教授
蚊の吸血行動をハイスピードカメラで撮影に成功(1年間の努力)
蚊のハリは、太さが0.0数ミリそのハリ(鞘)の中に、6本の細いハリが内蔵している。
6本のハリは
1番目 最初に穴を開けてゆくハリ: 外側に2本:片側がのこぎり状になっている、最初に侵入してくる。細かく交互に前後して侵入してくる。のこぎり状の部分は外側に向いている。
太さは:0.015mm。
2番目 2本のハリが開けた間に侵入してきて唾液を血液に注入し血液の凝固を抑え、抜く。
3番目 次に本命の血液を吸うハリが侵入する。太さは:0.03mm。2分間かけて、血を吸う。吸い終わると、
4番目 血液を吸うはリを挟むように侵入して来て、血液を吸ったハリから血液が漏れないように包み抜いてゆく。
5番目の作業は、最初に孔を切り開いたのこぎり状のハリを抜く作業である。
このとき、のこぎりのぎざぎざの面を孔の内側に向きを変えて抜く。
という吸血の1連の作業である。
最初に孔を切り開くのこぎり状のハリの動きは、2本が交互に細かに前後する動きで進める。切皮の極意か。