上記の本は、講談社現代新書です。
著者は大野典也(おおの つねや)東京慈恵会医科大学名誉教授の先生です。
DNA医学の専門家です。 

第一部 免疫とはなにか、病気とはなにか

 遺伝子レベルでの解説を実にわかりやすい例を引用し解説されています。

第二部 がん治療の最前線

 遺伝子レベルでのがんを解説しています。 

第三部 「自家幹細胞」が拓く未来

 夢のような医療を具体的に最先端研究の例を引いて解説されています。

176頁からの引用です。
「もちろん生体が本来持っている修復能力は、何でもかんでも無制限に治せるようなものではありません。
修復に必要な部品がなかったり、生体のコンディションが悪ければ、せっかく持っている力が発揮されないこともあります。
そこでうまく機能させるためには、外側からのコントロールが必要になります。
ここでいうコントロールは、修復作用がしっかりと行われるように部品になるステムセルを送り込んだり、それが問題のある場所で使われるように環境を整えることです。
つまりこの治療における
医者の役割は、生体にもともと備わっている修復能力を最大限使える環境づくり行うことだといっていいのかもしれません。」

ステムセル:自家幹細胞です。

医者の役割:環境づくり 未病の治療。全身状態を良くするメカニズム治療です

最先端医療における鍼灸臨床の役割です。   

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