この1週間、繰り返し繰り返し思い出します。
創作されたものは創作物です。
創作者のセンスにおもしろい、すばらしいと感激します。
しかし、歴史上に存在したものを素材としたものには、自分の身体で感動する。
創作物ではなく、自分と同じように生きた人の生き様は、強烈なパワーで迫ってくる。
身体が震える思いで受け止められる。
出光興産について徳山製油所などぜひ訪ねてみたい。
出光佐三創業者の信念は「人を大切にする」が最も中心にある。
その思いが社員をしっかり教育し、何事にも社員が団結して120%もがんばって仕事をする。
その社員の姿が関係者を動かしてゆくことが、出光興産の数々の窮地を救う大きな力になっている。
しかし、その根底には、揺るぎない、社長の先見性に基づく決断が常に存在することをつよく感ずる。
戦前、戦中、戦後という日本の最も厳しい社会において、独自の生きる道を国のためにという強い思いで貫かれた出光佐三創業者の人生に乾杯したい。