出光佐三語録 木本正次著 PHP文庫
私は、失礼ながら「出光佐三氏に」惚れ込みました。
思い出すたびに胸がすきっとします。
すばらしい人がおられたものです。
本当に真剣に立派な事業をしておられます。
「出光商会は、父兄に変わって若者を訓育する責任を感じている。」
寮をつくり社員教育を徹底してやっておられます。
「黄金の奴隷になるな」、「学問の奴隷になるな」、「出光は金を儲けようと出立したものではない」、「人間は、人間以外のものに引きずりまわされるな、その奴隷になるな」。
などなどです。
これだけ自主独立の精神で我が道を進めたというのは奇跡に近いと思います。
しかし、その源泉は、出光佐三氏の揺るぎない精神と、社員教育による、鍛えられた社員たちの仕事ぶりが数々の危難を救ってきています。
「出光は人間尊重の道場である」という出光イズムが立派に存在できたすごい実績です。