いじめ」が問題になるとき、「死ね」という言葉が浴びせられる。
メールなどが届く。といわれます。
人に向かって「死ね」と通常いいますでしょうか。
決していわない言葉です。
相手を殺すということを意識するのは、自衛手段として、殺されると思うときでしょう。
しかし、テレビゲームや、漫画などで、異常なことが日常的に行われていることが、現実と仮想の世界との区別をできにくくしてはいないでしょうか。
そんなことが人に向かって「死ね」という言葉を簡単に吐かせるのではないかと思います。

日常的でないことを日常の世界のように誤解させるようなことを私たちの周りからなくすることが必要です。

電車の中でお化粧をする。過去には通常ではなかったことです。
しかし、今では通常と思っている人達が沢山います。

NHKの大河ドラマで新島襄と八重さんとの場面で、新島襄は「八重さん」といい、八重さんは「襄」と呼び捨てにする。
現在の日本の文化としてもちょっと変ですよね。

異常なことを日常生活の中に持ち込むことは、まして「死ね」のような台詞が、簡単に口をついて出るような状況を社会が持ってはならないのです。

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