NHK大河ドラマ「八重の桜」(922日放送)が西南戦争になりました。
明治維新の第一の立役者、西郷隆盛が反逆軍の将として散りました。
幕末、明治時代のリーダーは、命をかけて生きておられた様子が伝えられます。
しかし、現代の日本の社会では、命をかけて仕事をしているのでしょうか。


JR函館線の貨物列車脱線事故に関して、JR北海道の野島社長は記者会見で「レール異常 97カ所放置していた」、「後回しで失念」と言っています。
命がけの仕事とは到底思えません。
命がけの仕事で「放置していた」という台詞を言えるでしょうか。
人々の前に立てるのでしょうか。
しかし、こんなことが現代の社会では珍しくないようにも思えます。
仕事に対しての責任の重さについて、科学技術の進歩による仕事の規模の変化が、自らの命をかけることで許されるレベルにない。
たとえば、福島原発事故は、総理大臣が命をかけてすむ問題のレベルではないと思います。


「命をかける」では果たせそうもないことに関しては、「不測の事態が起きない仕組みを作るために」命をかけて努力する。汚染水問題でも東京電力で2年間放置されていたと言われます。命がけで仕事をするとはどんなことなのかが不明確です。

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