息子が高2の春にバイクの免許を取りたいといいました。私は自動車教習所に行くことを許可しました。
6月頃、息子はバイクの免許を取得しました。
息子はバイクがほしいと言い始めました。当然のことかもしれません。
当時は、暴走族などのこともあり高等学校ではバイクを禁止していました。
私は当時、筑波大学の助教授でした。初のボーナスが
50万円ほどでした。大型のバイクが丁度そんな値段でした。息子に、ここに50万円ある、バイクを買いたければ買っても良い。
しかし、もし交通事故を起こしたら、おまえは退学、お父さんも大学を辞めなければならないことになる。
よく考えなさいといいました。
数日後に息子はバイクを買わなくて良いといってきました。


夏休みに入ったときに高校で親と子と先生の3者面談がありましたが、息子は予備校の夏休み講座に行っており、私だけが先生との面談にゆきました。
そのときに、先生に息子にバイクの免許を取らせたことをお話ししました。
後で思えばお話ししない方が良かったのかなと思いました。
がお話ししたわけです。
先生は免許を預からせてくださいといわれたので、先生に免許をお預けしました。


夏休み明けに、大学にいた私に電話があり、今日、学校から無期停学であるといわれた。
ということでした。
私は仕事を打ち切り、直ちに息子の高校に行きました。
校長先生、生活指導担当、学年担当、等々
6名の先生方と対談になりました。私は、無期停学は親として受け入れられない。

バイクの免許を取ることを親として許可した。
親と息子の関係の中でしたことである。
バイクの乗っていない、まして交通事故など起こしていない。
私が先生に自己申告しただけである。
学校に迷惑をかけてはいない。
と主張し、
3日間、高校に出向き議論しました。
結果として校長説諭ということで落ち着きました。
そのとき何名かの生徒が退学させられたりしたようです。


息子を育てるに100%高校に預けているわけではない。親と子との関係の中でのことであり、直接迷惑をかけなければ良いでわないかと主張したわけです。

NHK大河ドラマで会津の人間は素直に恭順はしない。という下りがありましたが、私は、振り返ってみると「納得できないことには納得しない」という人生を過ごしてきたように思います。

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