私の父は、私が小学生の頃には新制中学の校長でした。
新制の中学校は、小学校の隣りにありました。
私は、中学校は父が校長の学校でしたので、校長としての父を間近に観察していました。
家では食卓の位置は、長男として父の隣に座らせられていました。
父は食事の時に色々と教育のことを話していました。
それを間近に聞きながら育ちました。
私は、二分の一の遺伝子は父のものです。
そして、生活環境はかなり父の影響の高い環境に過ごしました。
遺伝子の影響と生活環境の影響が
1/2ずつとしても3/4は父の影響下にあったかと思います。父の教え子の方たちとお会いするとお父さんに似てこられましたねとよくいわれます。

生活環境が共通であれば、子どもはかなりの確率で親によく似ます。しかし、生活環境が異なると子どもは親にあまり似ないということにもなります。

孫になると生活環境が共通していると5/8ほど、半分近く祖父にも似る可能性がありますが、生活環境が異なると似るところは遺伝子の1/4、環境を含めて1/8となり、あまり似ないということにもなります。

教育的、文化的環境を共有できれば思考法などもかなり似てくることが期待できそうです。
しかし、生活環境が異なると思考法が似てくることはかなり難しくもなります。
私たちの身体の細胞の構造、機能は遺伝子が決めています。
環境条件が同じであれば、おそらく考え方などがよく似た人間ができる可能性が高いのではないかと思います。
私たちは、自分で考えているように思っていますが、意識下で細胞はすでに反応しているようです。
孫は、自分に近い存在でもあり遠い存在でもあります。
生活環境如何です。 

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