世界の大国といわれる平和な国である日本。
2020年に東京オリンピック開催が決まった国、日本。しかし何か足りないのです。・・・・・。
アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンの名言
「人民の、人民による、人民のための政治」
「government of the people by the people,for the people」
このことではないでしょうか。
以下は中田力教授の著書「アメリカ臨床医物語」の一節です。
アメリカは「美」と「醜」とを同時に持ち合わせた人間の本姓そのものを露わに示す国家なのである。良いことでも悪いことでも際立つこの国は、人種、宗教、志向、教育、・・・・、考えられうるあらゆる要素で異なった人たちが、毎日のように変化するモザイク模様をつくりながら蠢(うごめ)く世界でもある。それでも、ひとつの国家としてはっきりとしたアイデンティティ(identity)を持ち、市民のひとりひとりが、この国家に帰属することを誇りとしている。それは、みんなと生きるという大前提を共有する人びとの誇りなのである。
アメリカ市民は国旗に忠誠を誓う。政府にでもなく、もちろん、大統領にでもない。
そして、国旗は自分たち市民がみんなで作り上げる、自由と平等を厳守する民主国家の象徴であり、その原点は、あくまでも自分たち市民である。
もう一つ、リンカーンの言葉です。
「たいていの人は災難は乗り越えられる。
本当に人を試したかったら、権力を与えてみることだ。」