今年の最後の一言です。「祈る心」に学びました。
ソチオリンピックをテレビ観戦し、日本選手がもう一つ力を発揮出来ないもどかしさを感じ、なぜかと問いかけていました。
浅田真央選手も本番前夜、眠れなかったという新聞報道でした。
ぐっすり眠ることは最大の身体の調整です。
睡眠は、単なる休息ではないのです。
生命を維持するための重要な時間です。
目を覚まして活動している時がとかく目立ちますが、睡眠は活動を支える重要な意味を持つ時間帯です。
重大な本番の前夜、緊張が高まります。心の安静を図ることこそ、大切なことです。
「祈る心」が大きな役割を果たしている様に思います。
日本人は,戦後教育の「科学する心」という中で、祈る心をなくしてきました。祈る心を感じる場面が生活の中で失われてきました。
我が家は仏教徒ですが、私自身にはほとんど宗教心はありません。
しかし、何かに祈る気持ちはありました。
東京国立博物館の日本国宝展で展示のテーマは「祈り・信じる心」でした。
縄文文化中期の(紀元前3,000〜2,000年前)祈りの土偶が展示されていました。
仏教伝来より遙か以前にお祈りでした。
世界の遺跡の多くは神への祈りのばです。
私たちは,祈りの心を思い出さなければなりません。
新たに学ぶものではないのです。
遙か大昔から私たちの祖先はお祈りをしていました。
お祈りは心を平安にしてくれます。自然に還り静かな心を取り戻す手続きです。