平成26年度の最後である。
卒業式、国家試験等の行事が続く.今年も臨床の出来ない鍼灸師を大量に社会に送り出すことであろう。
そして鍼灸関係の学校は学生募集難である。
どこを改善したら、この困難な局面から抜け出せるのであろうか。


鍼灸師を養成する学校の教員の質を上げることである。
教員を本気になって教育に当たらせることである。
そこそこ真面目ではあるが、本気ではない。
何をしたら良いかを本気で考えていない。
多くの学生は刺鍼技術が下手である。
鍼が痛い。
練習不足の何物でもない。
授業時間だけの練習では明らかに不足である。
スポーツで上手になろうとしたら夢中で練習する。
暇さえあれば刺鍼基礎練習をするように学生を仕向けなければならない。
練習すれば上手になるのである。


60点で単位認定しているから勉強しない。
90点取らなければ認めないとして90点取れるまで頑張らせると90点取れる勉強の仕方をするようになる。
人の治療をしようというのに60%の知識、技術で治療を受けてもらえると考えられるであろうか。
そんなことで通用するはずがないのである。
知識を与えるのではなく、学生が自ら学ぼうとするように仕向けなければならない。
教員集団がこのような気持ちを持って臨めば必ず打開出来ることである。
人間はやる気になれば多くは出来る生き物である。
教員集団が心を一つにして協働して当たらなければ出来ないことである。

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