「鹿の王」上橋菜穂子著、角川書店。

 

100万部も売れているそうです。

 

私がここに書くまでもなく、多くの人がすでにお読みになっているということですね。

 

 

今、読み終え何か書きたいのです。
 

「鹿の王」というタイトルが、そして児童文学者という組み合わせが、私をこの本から遠ざけていました。
しかし、第4回の医療小説大賞を受賞されたということが、何でしょうという思いで、この本を買わせました。
5月6月は、学会で特別講演などを引き受けているので、何かと気ぜわしく、学会が一段落したところで読もうと思い机の上に置いていました。
1週間前に、ちょっと出だしを読んだところ、たちまち虜になり、とりあえずすませなければならない仕事を最低限こなし、読むことになってしまいました。
非常な迫力です。
下巻の中程まで、「鹿の王」というタイトルの意味が分からないのです。
久しぶりに夢中になって読みました。
幸せでした。

 

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