8月15,16日と「日本の一番長い日」、「終戦、緊迫の7日間」をテレビで見ました。

恥ずかしながら日本の現代史についてきちんとした教育を受けていません。
終戦の時は小学校1年生でした。
77歳です。
現在生きている日本人の多くが第二次世界大戦を知らない世代です。
ポツダム宣言という言葉は知っているけれども、7月26日にアメリカ大統領、イギリス首相、中華民国主席から日本に対して発せられたこと、それに対して我が国が受諾の返答がなかなかできないままに、8月6日、9日の原子爆弾投下に繋がっていること。
ポツダム宣言の受諾を日本政府は決定出来ず、天皇陛下の決定に託せざるを得なかったこと。
これらを知らないままに過ごしてきました。
きちんと教育しなければいけないと思います。


上記の番組で、日本の社会が敗戦、終戦を受け入れることがどんなに大変であったかということが良く描かれています。  

戦争教育を受けた人達には、敗戦、終戦は受け入れられない。
全員玉砕するまでは受け入れられないという思いです。
いずれにしても特別なエリート教育は、通常ではない人間を作ります。
特別教育の怖さを感じます。
目的に向かい邁進しようということは纏めやすいのです。
しかし状況の変化に対応して方向を変えるということの難しさです。
なかなかできない様子が良くうかがえます。


福島原発の事故を経験しながら、その解決がつかないままに、川内原発の再稼働に踏み切る、日本国民はそれを本当は納得していないと思います。
関係者のどこかで進めてしまう。
何の問題にしても関係者は推進したい。
公平な判断はできにくいのです。
何の問題にしてもそうです。
狭い視野の中での特別教育は問題を生む大きな元になります。


人間を育てるのは自然の中で広い視野で行われることが必要です。

教育の受け方でどんな人間にも育ってしまうようです。

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