「生涯健康脳」:こんなカンタンなことで脳は一生、健康でいられる!
東北大学加齢医学研究所、スマートエイジング棟、機能画像医学研究分野研究室、瀧 靖之教授の著書です。
いきいき健康シリーズ、ソレイユ出版。
瀧教授は、16万人の脳画像を見てきた45歳の新進気鋭の脳科学者です。
脳の発達、加齢のメカニズムを明らかにする研究者で「生涯健康脳」を研究テーマとしておられます。
それが、スマートエイジング棟という棟のネーミングにもなっているわけです。
アンチエイジングという言葉は、エイジングは加齢です。
アンチは否定語です。
加齢を否定するニュアンスがあります。
スマートエイジングの「スマート」は、「賢い」という意味で捉えておられます。
加齢していくことで、さまざまな能力は確かに低下していきます。
つらいことが多くなっていくことも事実でしょう。
しかし、歳を重ねることは、長年の知識や教養、人脈の積み重ねによってもたらされる豊かさが増していくことでもあります。
「スマートエイジング」は、加齢を「知的に成熟する人生の発展」として、ポジティブ、前向きに捉えておれるのです。
発想が素晴らしいと思います。
有益な内容が沢山です。
お薦めします。
1400円+税です。