2月10日(水)のNHK「クローズアップ現代」で「肩こり解消でケガ続出・・」という放送がありました。
NHKでも視聴率の高い番組です。
社会への影響も大きいと思います。
国民生活センターの調査で、過去5年間に毎年200件前後の事故が生じているとのことで、5年間で1000件を超えています。


国家免許所有者:あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師。国家免許のないものとして:整体、カイロ、リラクゼーションなどで、年間1兆円を超える業界だそうですがこれらの事故が起きているとのことです。
「危ないところなんだ」となり、国家免許所有者にとっては迷惑な放送であるとの印象も残るでしょう。
免許所有者でどのくらい。
免許なしでどのくらいという区別はされていませんでした。
おそらく、国民生活センターの資料ではその様な区別はできないものと思います。
そんなレベルでこのような放送が適当であるかどうかには問題があるかとも思います。
「肩こり、腰痛等」を仕事の対象にしている人達にはマイナスと受け取られます。
しかし、国民生活側に立ってみれば、困ったことが起きていることは事実です。
その様に受け止めて考えれば、この放送をチャンスとして、「私が行う治療の安全、安心」を強く強調することにより危険な業との区別を明確にすることができるチャンスです。
人々は安全、安心な効果的施術を求めています。
また、事故やミスは100%未然に防ぐことは難しいのです。
これを機会にさらに安全性の高い施術の提供に具体的に努力をするチャンスとすることもできます。


江戸東京博物館で「レオナルドダビンチ展」が開かれています。
レオナルドダビンチの哲学は「見えない世界を探る」だそうです。
一つの放送も社会との関係で種々の可能性を秘めています。

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