脊柱管狭窄症は自分で治せる
酒井慎太郎著

Gakkenプラス

上記の本を読みました。
脊柱管狭窄症という病名をいただいてすでに15年を過ぎている。
3年前にはL4,5間の椎間円盤潰れており、足底のしびれ感、睡眠中の長・短腓骨筋,足底筋の痙攣などの症状が徐々に進行しており、脳裏を手術かなという思いがふと浮かぶ日常である。
足のしびれはしょうがないものと思っているので苦しんだり悲観したりしているわけではない。
草取りはしない。
庭木の剪定のため木には登らない。
掃除機を使わない。
などを除いては、インターバル速歩もし日常生活はほぼ普通にしている。
自身の状態を観察しているので腰痛に高い関心があるので、上書を拝読した。

腰痛の多くは単一の原因ではなく複合的な多くの要因で起きているという見解が優れていると思う。
何かこれとおぼしき原因を一つ取り除いても痛みはなかなか解決には至らない。
多くの症例を体験された結果が良く読み取ることができる。

腰は、日常生活で常に負担のかかる部であるから、日常生活の中で自らがケアすることが大切なことである。
病院にお任せでは解決できないのではないかと私も考えている。
この点が最も大切である。

基本ストレッチとして:仙腸関節ストレッチ、体ひねりストレッチをあげておられる。
仙町関節ストレッチはテニスボールを2個用い、仰臥位に寝て、2個のブールを左右の仙骨の上後腸骨棘、下後腸骨棘の部に置き体の力を抜いて体重をかける。
膝を立ててお尻を上げるようにしてボールを仙腸関節部に入れ位置を確かめ静かに体重を乗せると良い。

1から3分間その状態を保つ。
この仙腸関節ストレッチは体験してみて確かに良い。

いろいろなことを承知している私がやっても、一番の問題点は、自分で実際に実行することのしんどさではないかと思う。
生きることはしんどいことなのだということを受け入れ、少しでも前を向いて「やろうという気持ち」をどのように励まして挑戦するかにかかるのではないか。

本書は、帯に腰痛を99%完治させたとあるところが気になるが、今の本の多くがその手の書き方をしているので仕方がないのかと思う。
しかし、2016年3月に発行され、2016年7月に12刷を発行されている。

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