稀勢の里の優勝は、日本中の多くの人にびっくりするような感動を与えました。
負傷してもなおの横綱としての責任感、そして優勝です。
私も大変な感動でした。
NHKは10分間延長しての放映でしたが、優勝インタビューを伝えることができませんでした。
こんな感動的な場面をNHKはなぜ伝えられないのかと思った人は多かったと思います。
これで終わったわけではありません。
稀勢の里の横綱人生はこれからです。
照の富士は、気の毒でした。
2年前の大関に昇進したときには、その年の内に横綱かと思う活躍でした。
しかし、膝の怪我で不本意な時間を過ごしていました。
今回、琴奨菊関との対戦で、飛んで勝ったことが災いしました。
対戦の直前に判断したとのことですが、瞬間の判断の恐ろしさを感じます。
あそこで飛ばずにしっかり受け止めておれば勝敗にかかわらず、千秋楽の1戦は違ったものになったのではないでしょうか。
勝敗ではなく、照の富士関の評価がです。
瞬時の判断がその先を全く違ったものにする例を見せてもらったように思います。