自然鍼灸学・自律神経臨床研究所は、自然鍼灸学・自律神経機能につ
いての研究・臨床活動を日本の社会・世界に向けて推進する目的で活
動しております。

自然鍼灸学・自律神経臨床研究所
所長:西條一止
住所:〒305-0024
茨城県つくば市倉掛908
電話&FAX:029-852-0560

地球での生命の基本的要素

 「命」「リズム」                         

     生体リズム、音楽

  「重力への対応」                                   

     重力と生体機能 血液循環、骨格筋は、常に対重力対応

3  「四足動物」としての「神経系の仕組み」

     種々の自律神経反射、運動反射、姿勢反射

4  細胞の「進化」から生まれる「向上心」         

     多くの学術

5 「自然との触れ合い」による「美しさへのあこがれ」   

     芸術

 「身体の動き」「心身の機能を高める」             

     より充実する心身:運動効果

自然鍼灸学は、

上記の1の「リズム」を 副交感神経機能の呼吸リズムとしてとらえています。

2の「重力への対応」は 交感神経の休息姿勢としての臥位、活動姿勢としての座位、立位としてとらえています。
自然の仕組みを基本とした治療法です。
そこに再現性が高く、経験的な伝統を伝えることができる特徴があります。
これが自然鍼灸療法の基本です。
3については、共同運動、末梢動脈血管の反応性など活用すべきものは種々あります。

ここに生活指導として、以下のことが求められます。

  1の、音楽の活用。

 2の、月の重力との関係では、潮の満ち干と脳貧血、めまいなどです。

 4の、患者に人に役立つことができる目標を提示することです。

 5の、優れた芸術に触れることでの心のゆとり充実を図る。

 6の、運動は、心身全てへの影響の大きなところであり動物の原点でもあります。        適度な運動の提示が必要です。

1 「ママさん鍼灸師グループで、地域の柱になりましょう」
・ ママが鍼灸師であったら、家族はどんなに安心でしょう。
・ ママは育児と1日数時間鍼灸で人々の生き生きした健康のために仕事します。
・ 鍼灸は、「未病を治する」という、病気ではない状態の身体の不調を治療する専門的技術です。
・ 専門的技術ですから、1日数時間でも価値ある仕事が出来ます。
・ 「未病」という領域は病院が対象にしていない領域です。生活習慣病の予防に求められている領域です。
・ ママさん鍼灸師は、家族は守れますが、地域では力になりにくいです。力が小さいのです。


・ ママさんグループは、ママさんがグループになれば大きな力になれます。一人のママさんが数時間働いても、10人集まれば数十時間です。家族のための仕事と地域のための仕事を統合する、新しいタイプの家族作り、地域作りです。日本の社会が明るく、生き生きします。


・ ママさん鍼灸師になって、日本の未来を明るくしましょう。

2 「腰痛は国民の10人に一人が経験、」

・ 国民の10人に一人が経験する腰痛も、その4人に一人は、何も治療せずにいます。 

・ 腰が痛いなと思いながら過ごすことは姿勢を悪くし、慢性化させます。 

・ 身近な存在のママさん鍼灸師グループは、何も治療していない腰痛などのような我慢できる程度の身体の不調を上手に改善させ、より生き生きした健康な身体をつくります。 

・ それは要介護状態を少なくすることになるのです。 

・ 日本の未来を明るくすることになります。  

3 「身体の調節する力・治す力を高める:スポーツ・美容領域にも応用」

・ 西條は、長年の研究で鍼の「身体の調節する力・治す力を高める」メカニズムを明らかにしました。

・ その仕組みは:皮膚刺激・呼気時刺激・姿勢は坐位という三つの条件でした。

 腕時計の部で皮膚に軽く叩く、なでるなどの刺激をします。

  息を吐くときにだけ行います。10から20呼吸回分行います。1分間ほどです。

 椅子に座った姿勢で行います。

・ 腰の動きがよくなるという現象でその効果を確かめられます。

 両足を半歩ほど開いて立ちます。膝を曲げずに、腰を曲げて指先がどれだけ近づくか、 床に着く人は、着き方がどのように変わるかを観察します。

  腰の筋群はどなたも多少疲労状態にあるので、その状態が調節されて動きに変化が起 こります。腰の動きだけでなく体中の機能に変化を起こします。

・ 自律神経の機能の仕組みを変えているのです

・ こんな研究を鍼灸学科でしませんか。

4 「あがらない身体づくり:スポーツで十分に力を発揮」

・ 「身体の調節する力」は、スポーツなどの本番であがらずに十分に力を発揮する状態をつくります。

・ 自律神経の仕組みなのです。副交感神経活動を十分に高めた状態をつくり交感神経機 能を高めます。身体は緊張を解き最も反応しやすい状態になります。準備OKの状態です。    

・ 私たちの研究による身体の仕組みを基本とする鍼灸療法は、疲労回復だけでなく、身体の機能を高め調節するので、スポーツ現場に出て、グラウンドで活躍できます。

 「あなたの腰痛が

  治りにくい

  本当の理由」

   著者:福島県立医科大学医学部整形外科学講座

     教授 紺野慎一先生

   すばる舎


今年、筑波技術大学は、創立25周年を迎えます。鍼灸学科の臨床実習の場として付属診療所、施術所をつくりました。


鍼灸の臨床では腰痛が最も多い症例です。その治療効果を客観的に評価できる装置としてレントゲンは骨を写しますが、MRI(核磁気共鳴診断装置)は神経などの柔らかい組織を撮してくれます。
そこで椎間板ヘルニアなどを評価できるように診療所にはMRIを設置したいと強く考えました。
当時、MRIは強う磁場を作る、重い装置であるというところから、MRIとそのための建物とを同時に予算化する仕組みになっていました。

大学の建物の計画の時には、MRIなどの設備については予算化ができていないのです。
当時の文部省の建築の担当者は、予算が決まっていないMRI室を計画できないといいます。
いろいろ相談するうちに「倉庫」という名目でMRI室を造りましょうという提案をしてくれました。
当時は短期大学であった付属診療所にMRIが設備できたのです。

 しかし、時代は進歩します。腰痛を発症したことのない健康な成人を対象にMRI検査をしてみると76%の人に椎間板ヘルニアを観察したといわれます。
MRIで観察できる椎間板ヘルニアは腰痛の原因では必ずしもないということです。
椎間板ヘルニアが原因の腰痛は数%であろうといわれます。

腰痛の85%は、重い病気ではなく、原因が特定できない「非特異的腰痛」であるといわれます。

特に腰痛の多くは、患者さんの心理・社会的な問題が原因となっている場合が多いと本書は述べています。
福島県立医大の整形外科では、精神科との共同でこのような問題の総合的に対応をしておられます。

腰痛治療が変わります。
日本の医療界がこれをどのように受け止められるかにあります。

鍼灸は、身体の仕組みを総合的に動かして治療します。
痛みの鎮痛のみを目的とした治療では腰痛の治療として十分ではありません。
社会的存在としての人間の身体全体を治療の対象とするところに鍼灸の生きる道があります。

40年の研究の幸せ

ポリグラフでの自律神経機能研究を始めて40年近くになります。

刺鍼時反応からまりました。刺鍼による心拍数減少らかになりました

刺鍼による心拍数減少自律神経機能遮断剤使用による実験副交感神経機能亢進、交感神経β受容体系機能抑制というメカニズムによることがかになりました

そしてM解明です。身体仕組みを活用する治療まりです

身体の仕組みを活用する治療は、鍼灸の枠を超えました。いろいろな領域での活用が可能になりました。

そして自律神経機能評価法に到達しました。副交感神経機能抑制を簡便に計測できます。

この自律神経機能評価法は、簡便な計測が可能という条件により種々の臨床現場での活用を可能にしました。スポーツ領域での新たな自律神経機能による健康管理の展開、医療の場における簡便な自律神経機能の活用を可能にしました。

40年に及ぶ研究、鍼灸に関する研究に始まり、今、自律神経機能による健康管理という人々の健康に関する広い領域に登場できるようになりました。
大きな幸せを感じています。
現代の社会に貢献できそうな手応えを感じています。

椎間板ヘルニア性の腰痛に対するマッケンジー法の本当の意味は、椎間円板の髄核という、柔軟性のある部分に腰をやや曲げた姿勢になると後ろ側に移動させようとする力が働き、脊柱管に対して圧力が高まるということにあります。
その高まった圧が神経刺激などに関わるというところにあります。

ロビン・マッケンジーさんが書かれた本のタイトルは、自分で治せる「腰痛改善」です。

「自分で治せる」という意味は、「自分でも治せる」ではなく、「自分だから治せる」なのです。
専門家の如何に良い治療を受けても、日常生活において逆のマイナス要因を沢山持っていたら良くならないのです。
本人自身が理解し生活そのものを改善させなければならないのです。

腰をちょっと曲げた姿勢は、椅子生活が最も大きな原因です。
前屈みになっての椅子坐位姿勢で過ごす時間が、現代生活の中で長いのです。
腰を背中をしゃんと伸ばした椅子坐位姿勢が必要です。
マッケンジー法は、そのことを伝えています。

マッケンジー法を学んだ時、鍼灸を指導する教員としては、マッケンジー法の運動のみを教えたら、教員の資質に欠けます。
当然、①鍼灸治療を受ける姿勢にも関わることであり、②患者自身の生活のあり方の指導をしないとならないわけです。

この①、②ができるかできないかは、教員としての大きな分かれ道です。
臨床家としても大きな分かれ道です。

単なる知識ではなく、そのことが持つ意味を理解し伝えることが発展できる本当の仕事です。

ここで問題にしたいのは、鍼灸治療において最も多い訴えの患者である腰痛患者に対して、治療を受ける姿勢をどのようにしているかということである。

というところで前回は終わっていました。
何をいいたかったのかお分かりになったでしょうか。

椎間板ヘルニア系の要素を持っている腰痛は、昔はちょっと腰を曲げるようにして過ごし、治療もしていました。
鍼灸治療をするときにはお腹の下に座布団のようなもの、胸当てなどを当てて治療をしていました。
そのように指導されたのです。
しかし、それは逆だったのです。
腰を反らした姿勢こそがヘルニア系要素の腰痛には重要なのです。

先般、鍼灸師の方々に研修会をしました。
ほとんどの人たちが腰痛の鍼灸治療で受療姿勢が修正されていませんでした。
この根拠はマッケンジー法です。

土曜の一言で2010年11月6日「マッケンジー法について」、11月13日「マッケンジー法の原理とは」というタイトルで紹介しています。

「マッケンジー法について」

身体の構造から導かれてきていることですので、当然、鍼治療時などにも応用されなければなりません。
上記2つのマッケンジー法を下記に転載します。

腰痛は最も多い訴えです。
腰痛の代表が腰椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板症(椎間板ヘルニアの初期状態)です。
全体の60%ともいわれます。

この腰痛に革命が起きています。
それがマッケンジー法です。
アメリカ、ヨーロッパなどでは20年前に起きたことです。
マッケンジー法が上記腰痛治療のスタンダードになりました。
日本は遅れたのです。

マッケンジー法の特徴は、

1 背骨を反らす運動を主体とするエクササイズです。

2 患者自身が行います。

3 身体の仕組みを主体としています。

これは本物です。
患者自身が行うという所に治療者としての名人芸など役割を主張できないというところが
人気がなかった、受け入れに時間がかかっている理由でしょうか。

生活習慣病は、良い生活習慣に対する患者の意識こそが大切です。
医療者が行うのではなく、患者自身が行うのです。
マッケンジー法は、脊柱に対する生活習慣病対策の考え方によく沿っています。

マッケンジー法のテキストです。

① 自分で治せる腰痛改善マニュアル:ロビン・マッケンジー著、訳、銅冶英雄・岩貞吉寛。実業之日本社。1.300円。



マッケンジー法開発の著者の原著です。

② 腰痛治療革命:穴吹弘毅著。発売:メディアパル。




穴吹弘毅氏は整形外科医です。治療者向けに書かれており、整形外科観点からのデーターが豊富です。1.200円。

③ 腰の激痛が消える!革命的療法!マッケンジー体操:石橋俊郎監修。宝島社。




石橋俊郎氏も整形外科医です。一般の人がマッケンジー法を実践するに良い本です。780円。

「マッケンジー法の原理とは」

マッケンジー法の原理は、偶然の出会いが発見のチャンスになりました。
1956年のある日、マッケンジーさんのクリニックが混み合っていたそうです。
3週間前から通院している患者さんが来院しましたが、
ベットで休んでいてくださいといって、10分ほどしていってみると、
ベットが少し起こされた状態で、そこに患者はうつ伏せに腰を反らす格好で休んでいました。
マッケンジーさんはびっくりして、どうですかと尋ねると、
3週間のうちでは今が一番よいとのことでした。
椎間板傷害系の腰痛は、腰を反らさないというのが原則でした。
このことからマッケンジーさんの研究が始まりました。
そして椎間板が関係する腰痛は、腰を反らす運動を行うマッケンジー体操が完成することになります。

椎間円板の構造と機能をを考えると至極もっともなことです。合理的です。

世界のスタンダードになっています。日本が遅れています。
なぜこんなに日本が遅れたのでしょう。

マッケンジー法は患者さんが自分で出来るというすばらしい特徴を持っています。
自分自身で管理する。
日本人は人に頼ることが好きです。任せることが好きです。
医師に治療者に依存することが好きです。名人のような高度な技が好きです。
これらのことが日本で遅れた理由でしょうか。
しかし、生活習慣病は自己管理が基本です。
私たちはマッケンジー法を学び国民のために患者に貢献しなければなりません。 

医道日本社ってきた臨床実態調査くの臨床家1患者数10名以下いう実態である。
国民平均年収平均以下であろう。

くの鍼灸治療者患者満足提供できないでいるとえなければならない。
国民健康不安えた人々沢山いて、医療機関右往左往しているのが実態ではないであろうか。そんな鍼灸治療についてコミをられないのは患者治療について満足提供していないとえなければならないとう。その原因は、ある人達には治療効への不満であり、ある人達には治療代への経済的不満であろう。

鍼灸開業者は、かな治療効果期待できる治療法獲得本気にならなくてはならない。

医道日本誌読者は、鍼灸開業者では意識レベルがいと評価できるのではないであろうか。アンケートへの回答者は、さらに意識レベルはいと平均的にはえてよいのではないかとわれる。

まず、情報収集能力うことである。そして本物見分けるセンスをうことである。
どこに本物有益なものがあるのかを見極めることである。ただればよいのではない。
今日は、けばたるという世界ではない。
情報整理評価してめなければならない。
情報提供者信頼すればよいのかである。その吟味重要である。

腰痛治療受療姿勢

腰痛は、鍼灸治療ける患者えである。
遭遇するえの症例いうことである。
今年NHKの「ためしてガッテン」でいわゆる腰痛症80%患者診断がつかないという放送があった。
MRI検査たないという内容のものであった。
腰痛患者医療関係者ったと戸惑ったところである。
たない検査のために検査料いたくないと患者う。
医師検査めにくい。

ここではそのことを問題にしようとはわない。これはNHK検討する問題である。

ここで問題にしたいのは、鍼灸治療においてえの患者である腰痛患者て、治療ける姿勢をどのようにしているかということである。

 困難こそが、新しい展開のエネルギー

    ー自らの怠慢に気付かされてー

困難に直面して困ったと思い、何とかしなければと懸命になる。
その時にようやく本気になり、考え模索する。
どうもそのようでした。


国立大学の教員という比較的恵まれた環境に慣れ、

どうにかしてもらえる、という思いが私の心の中に住み着いていたようです。

ポリグラフでの自律神経機能観察が、私の長年やってきた研究領域でした。
しかも、アナログ情報を丹念に観察することが研究者感覚を育てるには必要という思いが強くありました。
新宿鍼灸柔整専門学校をつくった(平成16年)時にも、1台、1千万円程かけて3台、ポリグラフシステムを用意しました。
教育成果には十分に貢献していると思います。
しかし、従来のポリグラフ装置は、操作に専門的なトレーニングが必要でした。
したがって、新宿の学校では、筑波技術大学の森英俊教授に非常勤でその指導をお願いしました。
ここ2年間ほど宝塚医療大学でポリグラフ指導をしようと大学と話し合ってきました。
しかし、なかなか実現しませんでした。
私が副学長であったこともあり、他の先生方に先んじて自分の期待するものを確保することにも抵抗もありました。
しかし、73歳の私に残された時間を考えるともはや限界かなと考え何とかしようと決心しました。
ようやく本気になったわけです。
2年間もの時間を空費したということへの悔いが残りました。
しかしそれは誰のせいでもなく、私自身の怠慢にこそ原因がありました。
必死になって求めてみると道が開けたのです。


アメリカ合衆国Biopac Systems Inc社製の基礎医学実習システムに出会いました。
使用する機会を得て、びっくりしました。
機械操作の専門性はほとんど必要ないのです。
パソコンがいじれれば大丈夫ということです。
これは誰にでも操作ができる。
ということは、臨床の場に持ちだして使用できるということです。
これはすごいことです。
従来のシステムは、臨床の場で、誰でもが用いるには不向きでした。
コンピュータ技術が専門的な操作を一切抜きにしてくれているのです。
本気で取り組めば、道は開けるという思いです。


鍼灸臨床が、自律神経機能の所見を得ながら、それに対応した治療をする時代が来ます。科学的なレベルで鍼灸臨床ができる時代の幕が拓かれます。

お酒の効用:ビールへの感謝


は、新潟県が生誕地です。
日本酒の地ですね、といわれます。
しかし私は日本酒を進んでは飲みません。
理由は、田舎でしたから、父は自宅にお客さんをお招きしていました。

その時の、日本酒のお燗をするのが私の役割でした。
子供の時に沢山お燗の香りをかぎました。
日本酒を一生分いただいたような気分でした。
もう日本酒を飲まなくてよいという気分です、
ということが私が自ら進んでは日本酒を飲まないということです。
実は、理由はもう一つあります。
患者の治療をする。
学生に講義をする、という仕事柄、二日酔いをしてはいけない。
それが日本酒をやめておこうです。
それでアルコール分の少ないビールにしようということです。

私は、365日、ビールにお世話になっています。
私は決してビールでいい、といいません。
ビールがいい,といいます。
私はビールにお世話になっています。
私は40歳で管理職でした。
国立大学の教員でも当然、種々の悩みがあります。
私は家内も含めて、他の人に愚痴を言わないという思いで生きてきました。
愚痴はビールと二人で話すことにしていました。
そして、愚痴は一晩で忘れるのです。
ビールは私には愚痴解消の良薬なのです。
当然、酒害としてのマイナスはあります。
しかし、ストレス解消薬としてのプラス、マイナスとしてプラスだから365日お世話になっています。
しかし、ビールといえども、60歳を過ぎてからは、12時を過ぎては飲まない、としています。
また、状況が許すときには、ビールと等量のお茶を飲みながらいただいています。

私にとってのビールはストレス解消の良薬です。

瞬時心拍数を指標とした

自律神経機能検査による鍼灸臨床の科学化−2

     ー  鍼灸マッサージ臨床が新しい時代を迎えます。ー

コンピュータ技術により瞬時心拍数の測定がとても簡単になりました。

ポリグラフ時代は、測定には専門的なトレーニングが必要でした。
基本的な知識はもちろん必要なのですが、以前は心電図からタコメータで時間を計測するところが技術が必要でした。
それがコンピュータが自動的にやってくれますから電極さえきちんと付けられればそれで測定できます。


まさに臨床の場で自由に用いることがでまさにきます。


全国鍼灸マッサージ師協会が1台購入されました。

鍼灸マッサージの保険取り扱いを推進している事業協同組合として、
臨床技術の質を高め、より信頼性の高い施術を患者さんに提供できるように、自律神経機能検査を導入しようとする努力の姿勢は高く評価できると思います。

用い方の学習については私が協力します。

瞬時心拍数を指標とした

自律神経機能検査による鍼灸臨床の科学化

瞬時心拍数は、心臓の1拍ごとの拍動の早さを1分間に何回拍動するかという数値に換算した数字です。
1分間、心拍数を数えるのではなく、1拍動の時間を測定して、たとえば、1秒であったら瞬時心拍数60拍という具合です。
そのときそのときの早さがわかりやすいわけです。

従来は、ポリグラフを用いて心電図を測定しタコメータというアンプで換算しグラフ化していました。
今は原理は同じなのですが電子技術の進歩で勘弁に測定できるようになりました。

測定装置は80万円弱で、ノートパソコンが15万円弱、90万円程で購入できます。

瞬時心拍数を測定し、深呼吸を5回させます。
深呼吸による瞬時心拍の変化は、副交感神経機能で動きます。
そこで臥位安静状態で深呼吸を行いどのような変化が起きるかを観察します。
特に安静状態の平均心拍数よりも何泊低下するかが大事な数値です。
それはそのときの副交感神経機能の抑制程度を示すのです。
副交感神経機能がどの程度抑制されているかがわかるわけです。

臥位安静状態で行うとその状態での副交感神経機能の抑制状態がわかります。
臥位安静状態ということは休息状態です。

これを立位の状態で同じことを行うと活動状態における副交感神経機能の抑制状態がわかります。

休息状態と活動状態を分けてとらえるとそれぞれに対しての治療対策が出来ます。

鍼灸臨床が新しい展開を可能にします。

「バカ」になることによる社会貢献もある。
などとつぶやきながら、バカになりきれずに辞職しました。
絶対に辞職できないと考えれば辞職はしないわけです。
辞職するという選択しもあると思うから辞職するわけです。
バカに付ける薬はやはりないのですね。

このHPで、宝塚医療大学を紹介してきましたがこの大学のニュースに関しては今日が最後です。

は、3040のおよそ20年間筑波大学理療科教員養成施設きました。
30代後半から4021ずつ学生引率して富士登山7回行いました。
体育正課として位置づけましたので、2年間在学期間中学生1度富士登山をすることになります。
身体的理由から登山ができない場合富士山5合目中道巡りをします。
夏休みのめに実施します。そのために4から昼休みにトレーニングを体力えました。
登山レースではなく、全員頂上到達できることを目標にしました。
学生402/3全盲学生です。しかし、もよいし感覚たちです。研究生専任教員合わせて60名弱のパーティです。

どのような
計画をしたら視覚障害学生無事登山させられるかがきな問題した。そこで、5ひとにしました。
5一本のロープをたせ、先頭から5までの順序めます。
先頭最後5番目視力のある学生をおきました。このロープをしてはいけないというまりにしました。また、グループをしてはいけない。
のひもがんだりして歩行停止しなければならないときには、大声停止合図をグループからし、リーダーはパーティ全体停止させます。
してれるグループをつくらないのです。そのためにってきたグループを先頭ってきます。
一番力グループのペースでめます。
にパーティをつにしていたわけです。


時間がかかってもよいので安全全員頂上にということです。
日程は、1日目5合目まで観光バスでき、そこで昼食をし準備して登山まります。
8合目山小屋まで夕刻につきます。ここまではきな問題はありません。

翌朝3時頃起床準備をして出発します。ご来光もうということです。
8合目えると頭痛などの高山病症状めます。どうしてもけなくなった学生は、そのにおいてきます。しかし精神的にも不安定ですから一人にしておいてはけません。
教員一人つけておいてき、りはってきますから一緒れてるというわけです。
問題わせる教員めることです。あなたがついてくださいと一気めます。
相談などしたらだめなのです。みんな頂上きたいのです。
偏頭痛のある肥満高山病要注意です。
などはパーティの90%高山になりました。

さすが富士山です、一歩間違うと奈落ちるようなところがありますので、全員緊張感非常いのです。
先頭から指示すとよく徹底します。
全体指導のよ場面です。
頂上くのが午前8時頃です。
休息して下山しますが、午後1時頃には合目きます。

りのバスは、まず睡眠です。
1時間ほどするときますから感想べるをします。

本気頑張らなければならないという経験くのものをばせてくれます。
富士登山したという経験が、教員になり赴任した学校夏休先生方くというようなになったときに参加しますと積極的参加した子達くいます。

にとっても貴重体験でした。
56専任教員集団というのはリーダーがそのになって先頭てば実施できます。
10すと色々意見てきて視覚があるということでの危険性めるととてもしいことになります。

十分準備さえし、慎重勇敢めば大丈夫です。

「周囲にある支援、励ましを見つける」

自分の力でたくましく生きている人もおられます。
しかし、多くの人は周囲の支え、励ましの力をもらい努力して生きていると思います。

社会生活をする人間は、特殊な場合を除いて周囲の支えなくしては生きていけないのが普通ではないでしょうか。

親は、子供を積極的に支援しようとします。
支援しようと思ってすることが子供を甘やかす結果になる場合もあります。
しかしそれも先が見えないだけで親の気持ちは子供への支援のつもりです。
親に代表される身内や、社会的な人間関係としての恩師、親しい友人、職場の上司などの場合は、積極的に支援しようとする意志を持って励ましが生まれます。

しかし、私たちの生活環境においては、周囲に積極的な意志があるわけではない支援、励ましが沢山あります。
そんな自分には直接的に関わりがなさそうな偶然の多くのチャンスを生かせるかどうかは多くは本人の問題です。

Serendipityという、偶然のチャンスを生かせる才能という言葉があります。

この偶然のチャンスを生かすには、自分が注目しているものだけを見るのではなく、目に映るものを見られる、耳に聞こえるものを聞くことができるのは、心のあり方です。

頭を特定のものに占拠させない。頭に考える余裕を持たせることです。
電車に乗っている間中メールを見ている。
また、エスカレーターを立ち止まって乗れないでせかせか歩いている。

自由で創造的な生き方。
ノビノビした心の自由こそが大切です。
立ち止まって周囲を見回せることです。
そこに周囲に思いをはせる心が生まれます。 

脳科学者、茂木健一郎さんは、Serendipityを高めるには、行動、気づき、受容であると書いています。

まず行動し、出会いのチャンスを多くする。
チャンスに気づく。
気づいたらそれを受け入れる、受容です。
気づき、受容することは探求心が根底にあります。
求めようとする積極的な心です。

自分自身が一方的に知識を、技術を吸収することのみに走る人には、Serendipityは無縁です。

自然と共に生きる心は、経験医術としての自然療法の心でもあります。
21世紀社会が求めている心です。
偶然に存在する多くの支援、励ましに積極的に自ら向き合うチャンスを創りましょう。
豊かな人生が展開されます。

「本気で生きる」 

   「医療は賢い患者達がその方向を決める。」

   「大学は賢い入学希望者達がその方向を決める。」 

「まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている」、「坂の上の雲」、司馬遼太郎さんの書き出しです。

明治の人々は、世界の先進国と向き合い、必死で日本国を守っていました。

私たちは「必死で生きる」ことを第二次世界大戦の敗戦を経験しても忘れてしまったのでしょうか。敗戦後の生活は大変でした。忘れてはいけない多くの体験をしました。しかし、今日、本気で生きているのでしょうか。福島原発事故も関係者が本気で生きていたかが疑問です。本気で生きているつもり、しかし本当に本気で生きているのでしょうか。

私は、大学教育の場で仕事をしています。高卒者の40%が大学進学し、大学入学定員が、ほぼ同数になり大学を選ばなければどこかには入れる時代です。

多くの大学が入学者確保に懸命です。オープンキャンパス花盛りです。受験生はあちこちの大学のオープンキャンパスに参加し進学校を選んでいるのが、一般的でしょうか。

入学希望者は、本当にオープンキャンパスで入学先を決めようとしているのでしょうか。 オープンキャンパスをしている大学は、当大学の本当の姿をオープンキャンパスで示そうとしているのでしょうか。

大学案内も美辞麗句を並べるのは簡単です。大学案内は、オープンキャンパスは、大学の本当の姿を示しているのでしょうか。

大学は本当の姿を本気で示すべきです。格好いいことを見せるオープンキャンパスなどで受験生を惑わすことにエネルギーを費やすべきではありません。

受験生は賢くならなければなりません。大学の本当の姿は何処にあるのかを、しっかり何処で見ることができるのかを考え、問うべきです。ひょっとすると、そんなことを必要としない、大学で勉強しようなどとは思っていない受験生のために大学がお金をかけ人々が働いているのかなと思うと実に残念です。

大学も、受験生も本気になって入学のチャンスをどのようにつくったらよいかを考え、賢くならなければ多くの大学が大学という名の廃墟と化します。

2012年に期待したいところです。

 初めての学園祭

         鍼治療体験イベント 

 1126日(土)、宝絚医療大学で初めての学園祭が行われました。 定番の焼き鳥などの屋台を始めカラオケ大会などです。

  鍼灸学科のことを紹介します。学生は一期生6名しかいません。この人たちが学園祭では、地域の人たちへの「鍼治療体験コーナー」をやりたいのですが、先生、協力してもらえますかといってきました。当然OKです。1年生ですからようやく体への刺鍼練習が始まったばかりのところです、学生には治療は出来ません。しかし、本学の鍼治療を地域の人々に紹介し体験してもらいたいという発想をしました。そこが大学として、鍼灸学科としては大切なところです。学生数は6名ですが、彼らは本学科の鍼治療は人々に勧められるということを夏休み前に各人が抱える種々の愁訴で治療を受ける機会があり鍼治療を解説付きで体験していました。自分たちがこれから学ぼうとしている鍼灸を社会に貢献できるものとして実感として評価が出来ていたわけです。とても良い形で鍼灸学習の門をくぐったと思います。来春は二期生が入学してきます。一期生は良い先輩として役割を演じてくれると期待が膨らみます。

 鍼治療体験コーナーには、近隣の方々、学生の父兄など31名の人たちが受けてくれました。

 鍼治療は、1分間ほどの浅刺・呼気時・坐位の刺鍼による腰の動きが良くなる変化をまず体験してもらい(ここは平成医療専門学校の教員養成課程の学生浜田さんが担当してくれました。学生数が少ないので支援を頼みました。)、まず鍼の効果にびっくりします。本番は、

 1 頸コース。(10分間)。

   風池、天柱、C5の外方の三カ所に寸302番の鍼を用い側  臥位で片側5分間かけて行う刺鍼でソフトな刺激をします。

 2 腰コース(15分間)

   大腰筋刺鍼に10分間の置鍼をするために最初に刺鍼します。  続いてTh10L2付近の多裂筋を対象に寸3、1番を用いて3  〜3.5cm刺鍼します(棘突起の外方1.5cm)。

 頸の、腰の動きが良くなり楽になることを目的にしています。

 体験していただいた方々から大変喜んでもらえました(何人もの方が治療室での受診を予約していました)。学生はそれぞれの持ち場で一生懸命に活動していました。鍼治療は教員4人が担当しました。みんなそれぞれに満足感を持って終わりました。

実りの秋保健体育鍼灸学

   国民に鍼灸界新しい時代を拓く 

                            宝塚医療大学副学長 鍼灸学科長

                                                  西條一止 

 宝塚医療大学鍼灸学科は、鍼灸師の国家資格が取得できることはもちろんですが、選択により高等学校の保健体育教員免許状が取得できます。画期的なことです。

 昨年度末の3月に教員免許状の制度が決定しましたので、一期生には広報が間に合いませんでした。

 二期生へのオープンキャンパスが6月から開始されました。高校生が参加してくれます。 鍼灸の専門学校には、高校生がなかなか参加してくれません。鍼灸という職域は保険診療の枠の中にないので病院などへの就職はポストがありません。この点が理学療法士、看護師などの医療職との違いです。

 今回、オープンキャンパスを実施してみて、手応えを感じています。昨年に比べると違うのです。参加してくる生徒の多くが保健体育教員免許状に魅力を感じています。

 従来、鍼灸学科のオープンキャンパスに参加してこなかった保健体育の先生になろうかしらと考える、高校生群から参加してきていると考えられます。参加者の学習への向かい方、学力レベルが高くなっているように感じます。本学鍼灸学科の学生の学力レベルが高くなる可能性を感じます。

 中学生、高校生に対し、「健康を保ち、身体を育てる。」ための生活知識の教育が強く求められます。あまりに健康に無関心です。立派な身体に育てるための生活知識と技術が求められます。「保健体育鍼灸学」は、身体の仕組みを活用して健康な心身を育てる鍼灸学の知恵を提供します。保険診療が崩壊するのではないかと危惧されています。

 我が国の保険診療を立て直すのは、国民を健康、病気に関して賢くすることです。賢く医療機関を受診できる国民を育てることです。保健体育鍼灸学はこの期待に応える教員を育てます。我が国の鍼灸界に、国民の健康に新しい時代を拓きます。

高等学校に行ってお話をするとしましょう。

鍼灸師になりたい人は?。と問いかけてもおそらく誰もいないか、まれにしかいないのが現状です。

保健体育の先生になりたい人は?。と問いかけたら何人かはいるでしょう。

鍼灸師はかなり特殊な職業ですが、保健体育の先生は、知らない高校生はいません。
体育好き、スポーツ好きの高校生は、将来の職業の選択肢の一つに保健体育教師を入れている人は多いと思います。

保健体育の先生が、鍼灸師であったらということを考えてみましょう。

まず、保健の健康教育をとても身近な具体的な健康法も含めてできます。

体調不良で保健室に見える生徒はどうでしょう。
単にベットで休むだけではなく、簡単な治療を出来、対策を指導できます。
鍼治療の受療も進められますね。生徒の健康度を高められます。
保健室住人を減らすことが出来ると思います。

鍼灸師は、生活に密着した種々の身体の不具合を改善させるにもっともよい仕事が出来る職業です。

日本の医療費問題を解決するのは、医療制度の改革よりも、患者教育だと思います。
高校レベルでしっかりした健康教育を行い、医療の受け方を適切に出来る国民を作ることです。
適切な医療受療が出来る賢い患者が多くの医療に関する問題を解決する大きな力になると考えます。
それを実現するのは健康教育の充実です。
医療の提供側ではなく、受療側が賢い選択を出来るようにすることが大切です。

鍼灸の啓蒙、発展にもつながります。それは国民にとって好ましいことです。

高校の保健体育の先生に鍼灸師の国家資格を持つ先生を作ろうというのは、日本の社会が抱えている、医療の問題、不登校の問題などの解決への提案でもあります。
そんな挑戦を宝塚医療大学は新たな切り口で始めました。

社会的な動きにしようではありませんか。

宝塚医療大学附属

    はり・きゅう施術所 開設 

平成23年4月に開学した同大学は、6月1日に施術所を開設しました。





西條が提唱する「自然鍼灸学」による鍼施術を提供します。 

鍼刺激は組織、器官の緊張を緩める効果が特徴です。

組織、器官の緊張を高めるには種々の工夫が求められます。 

自然鍼灸学では、体の仕組みを活用し機能を高めます。

体の仕組みを活用することで再現性の良い治療が可能になります。





 本施術所では、身体に好ましい治療効果を提供することを目的にしています。

 「刺激による心地よさ」を提供することを目的にしません。「治療効果による心地よさ」を提供します。 

   プラスイメージを提供する治療

   治療効果で評価される治療

   多くの人たちに「欲しい」と思ってもらえる多彩な治療 

   鍼のみでなく、種々の物理的刺激を治療に導入します。




   交流磁気治療 (ソーケンメディカル製)は、末梢血液循環を盛んにし、細胞の働きを高めます。

   特に低刺激の治療を好む人たちに用いて効果的です。

      より多くの人たちに好まれる治療構成のエースの一つとして用いる予定です。





      国民に幅広く支持される

     「はり・きゅう施術所」を創設します。

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