好きな食物と身体に良い食物は、イコールではない。
このことを知らない人はほとんどいないと思います。
適量のお酒は百薬の長といい、お酒を沢山飲むことは良くないということもよく承知です。
しかし、お酒の害で病になる人が沢山おられます。
分かっていても思いのままにならないのですね。
このようなことが明確でないものは、もっと難しいことになります。
 
身体によい治療と心地よさは等しくはないのです。
しかし、マッサージ椅子などを見ていると、心地よさを求めて強刺激の方向に動いています。
それらの間違いを知らないままに一生懸命に努力するのは気の毒です。
自分の関わることについて勉強しなければですね。
気付かぬままの不善です。

専門学校で3年間学ぶということは、職業教育です。3年間学べることがゴールではないのです。
3年間の内容が問題なのです。
職業人として自立の見通しのできる3年間でなければ、本当は意味がないのです。
免許が取れたけれども専門学校で学んだ専門の仕事をする自信がない。
結局、関係のない仕事を続けている人達が沢山いるのが現実のようです。
それでは学校で使ったお金と時間はどうなったのでしょう。
専門学校で3年間学ぶことは、その道で何とか自立してゆくことを目指しているはずです。
それには卒業できれば免許が取れればではないのです。
3年間可能な限り勉強して将来への設備投資を十分にしなければならないのです。
それを可能にする準備が必要です。
アルバイトしながら3年間過ごすことができればでは、問題の解決になりません。

昨日書きました。
親御さんと契約することで親御さんが老後の備えとしているところをあなたの将来を投資の対象にしていただくことです。
そしてそれにあなたが報いることです。 

我が庭のことです。
歩くところ以外はなるべく草を取らない。
もちろん消毒もしないです。
綺麗に整えられた庭は、もちろん綺麗です。しかし、生活の場は、整理された綺麗さとは違うと私は考えています。
今、秋の虫の大合唱です。
地面に草が生え、木があるところが虫は一番元気です。鳴き声が力強いです。

新潟県の田舎で育った私には、自然の声が聞こえる、自然の現象が四季に移り変わるところに寛ぎを感じます。

サイト開設以来、毎日綴ってきました「今日の一言」ですが
本日より、「土曜の一言」とさせていただきます。
これからも今まで同様、ご愛読のほどお願いいたします。

老後の蓄えについて、多くの人々が関心を持っています。年金が便りになるのかと気にしています。アメリカ発の金融危機が不安を大きくしています。

私は5年前に40年間公務員として勤務した大学を退職しました。退職金をもらいました。

丁度、息子や甥などが30歳を過ぎて自立しようとしていました。

私は息子達に投資しました。息子達が自立してゆくことは、親としても大きな願いです。
危ういと考えても、息子達が上手くいかなかったら親として黙っていることはできません。
私は銀行に預金したりせずに迷わずに息子達に投資しました。そして息子達が頑張って少しずつ社会で大きくなっています。
私が支援したという思いで心が温まります。
私が投資したお金が、わずかではあっても、姿が見える気がするのです。

「余裕の30坪」と私はいいます。
今、建て売り住宅は、50坪前後の土地に建てます。
東京などの大都会はもっと小さいですが、50坪だと家を建て、カーポートを2台分つくると、ほとんど木を植える余裕はなくなります。
そこでプラス30坪があると木や花などを植えることができ生活が豊かになります。
つくばの我が家は、まさにそのように造っているのですが、庭の真ん中に高いケヤキの木を一本植えました。
これは小鳥のためなのです。

今、この原稿を書きながらケヤキの木の太さを測ってきました。1㍍3㌢でした。

小鳥が安心して来られる木を一本造る。家内と半年論議をしてようやく植えました。
家は人間だけのものではないのです。
町づくりは、人だけが住めればよいのではないのですね。

各戸に一本の高い木があると、高い木のラインができます。
家と共に高い木の面が生まれます。

私は教師としての適性があるでしょうか。という問いかけをされます。
教えることに喜びを感じることができる。
単に知識を伝えるのではなく、理解させたいという意志が働きます。

良い教師は良い学生を育てる。
良い学生は良い教師を育てる。
熱心な学生が熱心な教師を育てるのです。

教師は学生の感性に働きかけて学生の学習意欲を高め、やろうという気にさせます。
実は学生が教師にやろうという気持ちを燃え立たせるのです。
人間は共感、共鳴して生命のリズムを高めるようです。

コンピュータ技術の発展は、社会全体の動きを猛烈に速くしました。
携帯電話などは、優秀な秘書何人分もの働きをするともいいます。
社会の仕組みがどんどん変わります。
私達の生活は、自分の都合が中心に動いています。
多くの事柄が自分の都合を中心にできるようになってきています。
文明・文化に関することは、スピードアップです。
しかし、スピードアップしないものがあります。
生命に関する「生物リズム」は、スピードアップしません。
心臓の動きが速くなったら病気になります。
身体の調子を整えることは、生物リズムが基本にあります。
鍼灸治療などは、社会のスピード化に合わせてスピード化できません。
生命の時間はスピード化できないのです。
そのことを理解することが良い健康状態を確保する大切なことです。
郷土意識、母校意識、このような意識の高い人を私は信頼します。郷里、母校、両親などを愛する気持ちは、理屈ではないのです。
青空を好む遺伝子があるということですが、理屈ではないことは、遺伝子によるのかもしれません。
それは自然なことなのです。素直にそんな気持ちを受け入れることではないでしょうか。
それで世の中はもう少しゆったりしたものになるのではないかと考えています。
ものを長く使う習慣、私にはそんなところがあります。
モンブランのボールペン、何十年と使っています。当然、無くすことがあります。その時には同じものを買うのです。
モデルチェンジして買えないこともあります。できるだけ近いものを買います。何らかの理由がなければ何事も変えない。
しかし、私の人生は色々な制度等を変える人生でした。
決して保守ではないのです。しかし、ものにこだわりを持ちます。
若い人達に伴侶を見つけるときに、何か身に付けるもので長く使っているものがありますかをたずねなさいと助言します。
そんな人の方が離婚したりする可能性が低いのではないかと私は考えているのです。

アメリカ合衆国、第35代ジョン・F・ケネディ大統領は、1960年に43歳の若さで颯爽と登場されました。
清新なイメージのリベラル派とされ、アメリカ国民の期待の大きい若き大統領でした。
そのケネディさんが、テレビに登場されたときに、カラーテレビの初期の頃でしたので、ブルーのワイシャツを着て颯爽と登場されたのが、私にはとても好印象でした。
以来、私もブルーのワイシャツを着ることにして40数年になります。
いいなと思ったことは実践するという気質があったのかと思います。
何しろ父の躾で、身にまとうものは、白、黒、紺以外なかった私にとってブルーのワイシャツを着るというのは、清水の舞台のようなものでした。
しかし、良いと思うことは実践するということを、生涯を通じて行ってきたように思います。 

私は40年理髪店に行っていません。忙しさで行く時間がなかったのです。
ちょうど40数年前頃、男性の頭髪が長髪気味になりました。ハサミのカットで済むようになったのです。
私は自分でカットします。
手の触覚で髪のおよその長さを触知しカットします。触覚で行いますから、鏡は不要なのです。
多くは入浴中に行います。

私は、40歳前に外国に行く機会があり、虫歯の治療をしました。
恥ずかしながら、沢山虫歯があって、右の下歯は、3本繋いで被せてあります。
それが、筑波技術短期大学を退職時に外れてしまいました。歯医者さんに行ってもなかなか様子が良くありませんでした。

そこで考えたのが、入れ歯安定剤でした。入れ歯安定剤を接着剤として用いて固定しています。数日で取り替えますが、以来、5年半そうして用いています。

歯磨きの習慣、フッ素の活用などでしょうか。虫歯は随分良く管理されるようになったように思います。
以前、私は歯磨き剤を数種類並べてその時の気分で使い分けていました。
ひょんなことから、ゆっくり入浴しようと考え、入浴中に歯磨きもするようになりました。
歯ブラシだけで、歯磨き剤を使わない歯磨きをやってみると、歯磨きをしているときに口の汚れ具合が分かることが分かりました。
以来、ほとんど歯磨き剤を使わない歯磨きになりました。この方がよいように思っています。
急性腰痛時は、椅子に座ったり立ったりすることが大変です。
体重を付加したまま骨盤の傾斜角度を変えなければならないからです。
体重を免荷して行うと楽に行えます。それには椅子坐位の姿勢を変えないままに床によつばいになり、身体を横たえ、仰向けになります。
立位の骨盤傾斜位になれます。これも経験です。
家にいるときには比較的床に臥位になり易いので応用できます。
急性腰痛時のお手洗いは大変でした。今は、ウオッシュレットが普及して随分楽になりました。
それ以前は、急性腰痛時は洋式トイレが楽なように思われます。
しかし、実際には和式トイレの方が楽にできます。洋式は、一度座るという動作ですみます。そして、和式程深く腰を下ろさなくてすみます。
しかし、排便時の後始末のために中腰の姿勢を余儀なくされます。これが大変に問題です。
後始末の中腰が、和式で一度、深く腰を下ろすよりも大変なのです。
経験してみて分かることです。

ぎっくり腰も発症3日目ぐらいになりますと夕方ビールを飲むと痛みは俄然よくなります。もう治ったかと思わせます。しかし、翌朝目覚めてみると昨日と同じような状態になっています。こんなことが3,4日続いて本格的に改善してゆきます。

ビールの効果で筋の過緊張が緩み血液循環が改善し痛みが楽になるのだと思います。しかし寝ている間にまた元に戻ってしまいます。消耗性の疾患は、横になっての安静が求められますが、腰痛は腰部の安静が求められるのであり、全身の臥位による安静が求められるわけではないのです。むしろ起きて通常の生活をする方が治癒力を高めます。腰痛では腰部の痛みを起こす、たとえば挨拶のようなことをしないで腰部の安静を保つことです。

入浴もビールと同じような効果があります。

ぎっくり腰に私も何回かかかりました。風邪を引くなどちょっとした病気は天の恵みと考えるのです。診断の確かめだけは速やかにしますが、治療は極力しません。可能な限り観察します。生活の工夫で改善できる仕組みを考えます。自分でちょっとした鍼治療をすることはありますが、今まで鍼治療を受けたことはありません。受けなければならないような状況に陥ったことがないということです。鍼治療を受ければどのように改善できるかということはおよそ分かりますから、それを頭において、色々なことを試してみるということです。生活の工夫で改善できることを私は最善のこととしています。 

私は、自分で色々なことを試してみます。ビールを飲むと血圧が下がります。最高血圧110mmHg・最低血圧60mmHg前後に血圧が高いときでも低下します。末梢血管の緊張が緩むことで低下するものと思います。交感神経緊張による機能的高血圧状態と私はとらえていまして、それほど問題はないと考えているのです。本来薬物療法で下げなければならない状態ではないと判断しています。したがって、頻尿が仕事に支障をきたすので薬物を止めたわけです。

1年半ほど前から、医師に勧められて降圧剤を飲むことになりました。最高血圧が160mmHg、最低血圧95mmHgほどでした。私は、かなり高い緊張感で仕事をする習慣になっているので仕事中は血圧が高くなりやすいのです。従来は、運動をしたりしてコントロールしてきました。しかし今回は医師の勧めを受けてみるかと思いました。

そして薬を飲み始めたのですが、副作用としてと私は感じた消化器症状が出たりして、なかなか上手くいきません。降圧利尿剤は利尿剤ですから頻尿になるのは分かりますが、利尿剤でないものも利尿作用が高まり、入学式、卒業式などの時に大変困るのです。元々私は子供の頃から頻尿気味でした。普段全く薬を飲みませんので、薬に対する反応がよいのかもしれません。ついに降圧剤をあきらめました。生活習慣の見直しにより対応することにしました。朝の散歩、気分転換、ビールを制限する等で、最高血圧120mmHg前後、最低血圧80mmHg以下にコントロールできました。

知識、経験で理解できないけれども、「変だと思える力」、これはやはり高い緊張感の中でのトレーニングで研かれる部類に入るのでしょう。この「変だと気付いたこと」を理解し理論立て、対策を練り治療実践することが臨床実践研究です。
 
高い緊張感ある生活をさりげなくできることです。本気で集中し努力することを数多く積み重ねることで可能になるものと思います。

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