2月26日(日曜日)娘家族とともに大洗水族館に行きました。
イルカ・アシカショウを始めて見ました。
テレビでは見ていましたが、素晴らしい迫力です。
芸のレベルの高さにびっくりしました。
とても楽しめる時間です。
また、水族館の規模の大きさにもびっくりです。


年間入館者数が100万人を越えたのだそうです。
茨城県は、日本の人気ランキングでは最下位だそうですが、この水族館を含め、楽しいところが数多くあります。
本当に最下位?・・・という思いです。
機会があったら是非おすすめです。

自動運動こそが、身体が持っている自然調節の自動システムかと考えています。自動運動でできないことが残ると考えるが、できることの方が圧倒的に多いはずです。

それが、自然鍼灸学として、自然の仕組みが身体の機能を整える最高の仕組みと考える私の到達点です。

それが、博田先生の素晴らしい研究の徒手療法という世界から、自動運動への世界を開きたいという思いです。先生の素晴らしい研究に敬意を払いながら、自動運動に解放することで貢献度を高められる部分があるという思いです。

博田先生のご研究に敬意を表してのことです。

博田先生へのご挨拶です。

医道の日本誌、2017年1月号に編集部が鍼灸受領患者へのアンケート調査を載せている。

調査は、アンケートへの協力を許諾した鍼灸院22院に対し、自院に通院する5人の患者にアンケートを依頼し回答してもらっている。
回答は直接、患者から編集部に送られた。
84名の患者から回答が得られている。


84名のほとんどの患者は紹介を受け受診している。

1回あたりの治療代は、平均4,483円であった。地域等も不明であるが、常識的なところである。

「ほかの鍼灸院に通ったことがあるか」という問いに対し、56%の人が、あると答えている。以前の鍼灸院に行かなくなった理由として、一番多いのが、3人に一人が「効果を感じられない」である。

「今の鍼灸院に通っている理由」として、90%程の人が「先生が信頼できる」としている。
次いで80%近くの人が「効果に満足」としている。
また、40%近くの人が「セルフケア指導に満足」といっている。
セルフケアは、とても大事なことであり良い仕事をしておられることがうかがえる。


編集部に選ばれた22院、その院長に推薦された5名の患者群というかなり選ばれたというところはあるが2017年新年として、嬉しい内容である。

L4,L5間の椎間円盤が潰れてからまもなく5年になる。
この間、腰痛を起こさないように生活に配慮し、運動としてインターバル速歩を始め、食事としては糖質制限を実施してまもなく1年になる。
ほぼ順調である。
しかし、最近3ヶ月ほど右股関節の違和感、右下肢膝から下のしびれ感が増悪し気になるようになり、いろいろなことを試み、ついに薬局でロキソニンSプレミアム(消炎鎮痛剤)を購入し朝一回だけ服用してみた。
ロキソニンも効果があり、軽い炎症があるのだなと理解した。


種々の物理的刺激も用いてみている。
症状があるということは、効果判定がし易い。
治療者、研究者としては貴重なことである。


ソーケンメディカルの交流磁気治療器も良い、最近開発された小型の交流磁気治療器も良い、マッケンジー体操も効果がある。
脊柱管狭窄は自分で治せる(酒井慎太郎著)のテニスボール骨盤刺激も効果がある。
けれども一番手軽なのが朝食の後ロキソニン服用である。
気づくとロキソニン服用が定着しそうになり、ハッとした。
薬は手軽なのである。
そして気づいた。
大股歩きの靴を履いての歩行を最近していないことにである。
インターバル速歩で歩いてはいるが、大股歩きの靴は履きにくいので、つい履きやすい靴を履いてしまう。
反省し大股歩きの靴を履き1時間ほど歩いた。
とても快適である。
最近、頭の中で、いよいよ整形外科受診かなと言う思いがちらついていたのである。


大股歩きは、腰部・股関節周辺筋群の調整には最適なように思う。
正常歩行可能な運動機能がないと転倒などの危険が伴う。
高齢者には転倒は大きなリスクである。
大股歩きが出来て、この程度に改善できればまだ整形外科に行かなくても良いとの判断が出来た。

大阪市立大学で行われます。抄録を記載します。

「ヒトの自律神経反応と身体の治す力、調節する力

ーヒトの自律神経反応の身体の仕組みー     

                                                 筑波技術大学 名誉教授

                           筑波技術短期大学(元)学長

                                      医学博士 西條一止

1 ヒトの自律神経機能を自律神経遮断剤を用いて瞬時心拍数を指標として観察する。

 1982年から数年間、鹿児島大学医学部田中信行教授のご指導ご協力で実施できた実験である。

2 ヒトの自律神経反応の特徴

2-1  交感神経と副交感神経の拮抗支配というバランス。両神経は同調が主体でありバランスしようとする。

2-2 交感神経α受容体系とβ受容体系は、同調あるいは分離して反応することがある。

2-3 自律神経反応の刺激入力方式の様々。鍼や手技、精神緊張などで交感神経α受容体系には同様な反応を起こす。

2-4 自律神経機能の機能分担:秒単位の早い刺激に対しては副交感神経が反応する。

2-5 体位変換と交感神経機能:姿勢の変化には交感神経が主体的に対応する。交感神経機能は、臥位時には機能を低下させ活動姿勢時には機能を高める。リアルタイムで変化する。副交感神経は、積極的には反応せず、健康な状態では活動姿勢時には交感神経に同調して働きを少し高める。あるいは変化しない。体調がよくないと抑制される。

2-6 呼吸運動と副交感神経機能:副交感神経機能は呼気時にその機能を高め、吸気時にその機能を抑制する。吸気時の抑制は呼吸筋の収縮が入力系で起きる反応である。呼気時にそれが解放され働きを高める。健康法の多くは呼吸を重視しているが呼吸筋の収縮による副交感神経機能抑制を解放して機能を高める仕組みを上手に動かそうとしている。

3 刺鍼時の自律神経反応

3-1  刺鍼時の瞬時心拍数の変化:副交感神経機能を高める。交感神経β受容体系機能を抑制する。

3-2  手技の瞬時心拍数の変化:刺鍼と同様である。

3-3  ストレス刺激時の瞬時心拍数の変化:副交感神経機能抑制。交感神経β受容体系機能過緊張。

3-4 刺鍼・手技の反応は、ストレス時反応と反応の方向が真反対である。

3-5 刺鍼・手技の反応は、ストレスによる自律神経反応のひずみを改善する方向である。

3-6 刺鍼・手技による自律神経反応はストレスによる反応がないときには起きない。この仕組みは進化により作られたと考える。

4 刺鍼時の副交感神経機能を高める、交感神経β受容体系機能を抑制する。この二つの反応を分離する研究(身体の治す力・調節する力を高める身体の仕組みの解明)

4-1 実験の方式

        1 刺鍼の深さ    皮膚・皮下組織        骨格筋

2 呼吸の条件    呼気時        吸気時

        3 姿勢の条件        イス坐位              仰臥位

 この3つの条件を組み合わせ1個体に8通りの実験を行った。

4-2 その結果、

        1 刺鍼の深さは、  皮膚・皮下組織

     2 呼吸の条件は、  呼気時  

        3 姿勢の条件は、  イス坐位

  の組み合わせの時にのみ副交感神経機能を持続的に高める反応を起こした。他の7通りでは意味のある反応が起きなかった。

4-3 この刺鍼時の自律神経反応

        1 副交感神経機能高進

        2 交感神経機能高進

   が起きている。

4-4 考察 

  皮膚・皮下組織刺激、呼気時、坐位の条件が副交感神経機能高進、交感神経機能高進を起こす理由。

  皮膚・皮下組織刺激は、副交感神経機能を高める反応を起こす刺激受容の場である。したがって、副交感神経機能を高める反応が起きる。

 呼気時は、体内の副交感神経機能リズムが高まる方向を向いて変化している。

 呼気時に皮膚・皮下組織刺激により起きる副交感神経機能の高まりが、呼気時の体内の副交感神経機能の高まりと同期して、呼気時への刺激を繰り返し行うことにより、体内の副交感神経機能が高まる。この実験を姿勢を活動的姿勢のイス坐位で行うと、

 体内の副交感神経機能の高まりに交感神経機能が同調し機能を高める。副交感神経機能と交感神経機能は、互いに同調するというのが健康な状態での基本的な関係である。

 このようにして副交感神経機能を高め交感神経機能が同調して高まり二つの自律神経機能が高い緊張レベルでバランスすることができる。

4-5 上記の反応は副交感神経機能が主体となり起きる反応である。それに対し、

5 交感神経機能が主体となる身体の治す力・調節する力を高める身体の仕組みの解明

 足底への手拳による叩打刺激が、副交感神経機能を高め交感神経機能を高める反応を起こすことができる。実験的に確認した。進化の過程でできた身体の仕組みであると考えている。

6 ヒトの身体の治す力、調節する力を高める身体の仕組み

 交感神経機能は人の活動状態を主体的に支えている。したがって、副交感神経機能に優先するところがある。交感神経機能が先に主体的に活動を高めると副交感神経機能を制御してしまうところがある。副交感神経機能に先によい位置を確保させ交感神経機能が動き始めることが重要である。5の身体の仕組みが例外としてある。

 二つの自律神経が高い緊張レベルでバランスすることは、自律神経の目的から身体の機能の調節力が大きくなることであり、そこには身体のよい状態を保ついろいろな身体の仕組みが関わるものと考えられる。

 本年6月1日のNHK総合テレビ「ガッテン」の番組で「癒やしホルモン:オキシトシンの驚きパワー」が痛みや認知症に効果的としていたが、行うことはボディータッチである。皮膚への軽い刺激を10分ほど行うというものであり、身体が持つ「恒常性保持機能」の一つの仕組みと考える。種々の仕組みが存在するものと考える。

  私たちは人に自然音を10分ほど聞かせると副交感神経機能が高まり交感神経機能も高まり身体の治す力・調節する力が高まることを実験的に観察している。地球の自然環境は命を育む仕組みを多く進化させているようである。

感動を沢山いただいている。
日ごと夜更かしで大変だけれども、胸が詰まるような感動の場面を沢山いただき本当に感激している。
次の開催が東京ということもあるのか、日本選手の頑張りはかってないほどである。


時に本年6月21日から9月19日まで上野の東京国立博物館で、「特別展、古代ギリシャ」が開催中である。

古代オリンピックは、紀元前8世紀(伝承によると前776年)オリンピアのゼウス神域で4年に1回の競技祭が始められた。オリンピックは毎回7〜8月に開催され、開催主は近隣の都市国家エリス、審判団も皆エリス人であったという。

最初は短距離走だけであったが、やがて中距離、長距離、五種競技などが追加され、全ギリシャから選手が集う大競技祭に発展した。競技への参加者はギリシャ人の男性のみで、女性、奴隷、非ギリシャ人の参加は許されていなかったという。

開催に先立ち、エリスからの使者が諸国を回って休戦を告げる。これは競技者や観戦者がオリンピアに無事に旅をするために、平和が必要不可欠であったためといわれる。

古代オリンピックはローマ時代にも続いていた。
紀元393年、第293回オリンピア競技祭が最後となったが、実に1000年以上にもわたり人々はこの地で競技を続けたのである。 
古代ギリシャは西洋文明の発祥の地である。
東京オリンピックを開催するに古代オリンピックについての認識を深めるのもこの機会がチャンスになるものと思う。

脊柱管狭窄症は自分で治せる
酒井慎太郎著

Gakkenプラス

上記の本を読みました。
脊柱管狭窄症という病名をいただいてすでに15年を過ぎている。
3年前にはL4,5間の椎間円盤潰れており、足底のしびれ感、睡眠中の長・短腓骨筋,足底筋の痙攣などの症状が徐々に進行しており、脳裏を手術かなという思いがふと浮かぶ日常である。
足のしびれはしょうがないものと思っているので苦しんだり悲観したりしているわけではない。
草取りはしない。
庭木の剪定のため木には登らない。
掃除機を使わない。
などを除いては、インターバル速歩もし日常生活はほぼ普通にしている。
自身の状態を観察しているので腰痛に高い関心があるので、上書を拝読した。

腰痛の多くは単一の原因ではなく複合的な多くの要因で起きているという見解が優れていると思う。
何かこれとおぼしき原因を一つ取り除いても痛みはなかなか解決には至らない。
多くの症例を体験された結果が良く読み取ることができる。

腰は、日常生活で常に負担のかかる部であるから、日常生活の中で自らがケアすることが大切なことである。
病院にお任せでは解決できないのではないかと私も考えている。
この点が最も大切である。

基本ストレッチとして:仙腸関節ストレッチ、体ひねりストレッチをあげておられる。
仙町関節ストレッチはテニスボールを2個用い、仰臥位に寝て、2個のブールを左右の仙骨の上後腸骨棘、下後腸骨棘の部に置き体の力を抜いて体重をかける。
膝を立ててお尻を上げるようにしてボールを仙腸関節部に入れ位置を確かめ静かに体重を乗せると良い。

1から3分間その状態を保つ。
この仙腸関節ストレッチは体験してみて確かに良い。

いろいろなことを承知している私がやっても、一番の問題点は、自分で実際に実行することのしんどさではないかと思う。
生きることはしんどいことなのだということを受け入れ、少しでも前を向いて「やろうという気持ち」をどのように励まして挑戦するかにかかるのではないか。

本書は、帯に腰痛を99%完治させたとあるところが気になるが、今の本の多くがその手の書き方をしているので仕方がないのかと思う。
しかし、2016年3月に発行され、2016年7月に12刷を発行されている。

6月18日(土)、19日(日)にNHK総合テレビのNHKスペシャルで、「キラーストレス」というストレスを取り上げた番組が2夜連続で放送されました。

第1回は、「あなたを蝕むストレスの正体」。

第2回目は、「ストレスから脳を守れ」でした。大変勉強になる番組でした。

マインドワンダリング:「心の迷走」、1日の半分近くの時間を過去や未来についての不安について心が迷走し、「今を見つめられない」でいるといいます。

心の迷走から脳を解放する対策として「マインドフルネス」が紹介されています。

マインドトレーニングは「気づき」のトレーニングです。

「真っ直ぐに背中を伸ばした姿勢」と「自分の呼吸に注意を集中する」。
この二つのことが基本です。

下記の本がお薦めです。

 1日10分で自分を浄化する方法

  マインドフルネス

     瞑想入門

   吉田昌生著。WAVE出版。

「科学の発見」は、大きな問題なので2週おきました。今週も続編です。

古代ギリシャのプラトンやアリストテレスといった人たちは、科学者というよりも「詩人」、と呼んだ方がふさわしいと分かったのです。

科学の源流は、プラトンやアリストテレスにあると考える人たちもいます。なぜ「詩人」なのですか。

「自然の観察抜きに論理や数学だけに頼って理解しようとするのは科学ではありません。
例えば彼らは物質を構成する元素について見解を述べていますが、理論や観測に基づいていません。
単に、世界はこうあるだろう、という詩的イメージを述べているに過ぎません。」

・・・・

「科学とは、自然を学ぶ方法のことです。
それには正しい方法が存在するのです。」

・・・・

「私は、科学者、特に物理学者であることがどういうことか明確な感覚を持っています。
観測や実験から得た情報に基づき初期の理論を立ち上げる。
うまく行ったら、より多くの現象、より小さなスケール、より大きなスケールに当てはまる数式にまとめていく。
常に実験や観測に照らしつつさらに異なる現象を統合し、より統一された理論を目指す。それが科学です。」

鍼灸の科学化を考える。

科学とは、観察と実験に基づくものです。
科学と評価できる鍼灸の治療法を、追試し共通理解できる法則に高めることが求められています。
伝承のままでは顔になれません。
このことを鍼灸界は喫緊の課題として強烈に求めなければなりません。

久しぶりの「土曜の一言」です。
よろしくお願いいたします。

「科学者とは」

朝日新聞2016年6月8日朝刊のオピニオン欄インタビュー記事です。

理論物理学者 米テキサス大学教授

スティーブン・ワインバーグさん
Steven Wienberg 1933年生まれ。79年にノーベル物理学賞受賞。

スティーブン・ワインバーグ教授の著書「科学の発見」が論争を巻き起こしている。
・・・・教授が問いかけるのは「科学とは何か」という根本的な問いだ。
本人に聞いた。

古代ギリシャのプラトンやアリストテレスといった人たちは、科学者というよりも「詩人」、と呼んだ方がふさわしいと分かったのです。

科学の源流は、プラトンやアリストテレスにあると考える人たちもいます。
なぜ「詩人」なのですか。

「自然の観察抜きに論理や数学だけに頼って理解しようとするのは科学ではありません。
例えば彼らは物質を構成する元素について見解を述べていますが、理論や観測に基づいていません。
単に、世界はこうあるだろう、という詩的イメージを述べているに過ぎません。」

・・・・

「科学とは、自然を学ぶ方法のことです。それには正しい方法が存在するのです。」

・・・・

「私は、科学者、特に物理学者であることがどういうことか明確な感覚を持っています。
観測や実験から得た情報に基づき初期の理論を立ち上げる。
うまく行ったら、より多くの現象、より小さなスケール、より大きなスケールに当てはまる数式にまとめていく。
常に実験や観測に照らしつつさらに異なる現象を統合し、より統一された理論を目指す。
それが科学です。」

・・・・。

 

「科学の発見」文芸春秋社。

日伊国交樹立150周年記念 特別展

 レオナルド・ダ・ヴィンチ(天才の挑戦)

 江戸東京博物館2016116~410

 「見えない世界を探る」:レオナルド・ダ・ヴィンチの哲学

絵画「糸巻きの聖母」が主役です。
初めて日本に来ました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの哲学は「見えない世界を探る」だそうです。
レオナルドは万能の天才といわれています。

徹底的に自然を観察し、その法則を見いだしています。
人間を描くにもヒトの身体の構造を理解しなければと病院の地下室で
「人体解剖をし」学んでいます。

直接描いている像だけではなくそこに宿る「意思を表現」しようとしています。
そのために皮膚の下に潜む筋肉などの構造を学ぼうとしています。
天才の作品にふれ、その熱い思いを学びたいものです。


私たちは治療者としてその力量を高め人々に貢献できるには「ヒトの身体の構造、そして環境との関わりにおける法則」等を知り「見えない真実を探り」良い治療ができるように努力が求められます。

 


土曜の一言の最後です。
世紀の大天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの力を頼りにし最後にします。
私の週間日誌のようなものでした。
教師としての長年の生活が本の紹介などをさせました。
お付き合い有難うございました。敬具  西條一止

 

 

 

挑戦を始めて2ヶ月を過ぎた。

体調の変化が起きるのか、冬期という厳しいシーズンのせいか、ここ40日間、種々の異常があった。ようやく改善し通常に復帰できたように思われる。

1 食習慣との摩擦

 

 ご飯、麺類、パンを食べないということは、単に食べないだけではなく、主食は副食とセットになって食事をしており、主食が抜けると副食の食べ方が難しくなる。
これが問題だ。
しかし、コンビニのローソンでブロン・ブレッドという糖質を減少させたパンがあることを知り早速求め食べることができるようになった。
パンを食べる時の口の中の感触が食事に大きな意味を持っているのである。
全く気づかなかったことである。
このパンのお陰で随分気持ちのストレスが消えた。
いま最も気になっているのは、美味しいラーメンを口いっぱいにほおばる感触である。

2 12月の末の風邪

 年末の1週間ほど前に鼻と喉をやられる風邪をひいた。
これが意外と長引き、改善に3週間近くかかった。
風邪薬は飲まずにできた。
1月5日に人間ドックを受け、全体は問題はなかったが、脳ドックのMRIで風邪による副鼻腔炎を指摘された。

3 1月17日の物置の更新

 物置を新しくするのに準備1日、設置の当日、翌日の復帰整理で3日間かなりの作業をせざるを得なかった。
腰痛を発症した。
鍼など種々試みたが効果なし。
解熱鎮痛剤ロキソニンのお世話になった。
7錠お世話になりようやく改善。
10日間を要した。

4 ようやく不調がなくなり、風邪をひいた時に高くなった血圧も安定、体重も57kg台で順調。
意欲が充実してきた。

 

2月10日(水)のNHK「クローズアップ現代」で「肩こり解消でケガ続出・・」という放送がありました。
NHKでも視聴率の高い番組です。
社会への影響も大きいと思います。
国民生活センターの調査で、過去5年間に毎年200件前後の事故が生じているとのことで、5年間で1000件を超えています。


国家免許所有者:あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師。国家免許のないものとして:整体、カイロ、リラクゼーションなどで、年間1兆円を超える業界だそうですがこれらの事故が起きているとのことです。
「危ないところなんだ」となり、国家免許所有者にとっては迷惑な放送であるとの印象も残るでしょう。
免許所有者でどのくらい。
免許なしでどのくらいという区別はされていませんでした。
おそらく、国民生活センターの資料ではその様な区別はできないものと思います。
そんなレベルでこのような放送が適当であるかどうかには問題があるかとも思います。
「肩こり、腰痛等」を仕事の対象にしている人達にはマイナスと受け取られます。
しかし、国民生活側に立ってみれば、困ったことが起きていることは事実です。
その様に受け止めて考えれば、この放送をチャンスとして、「私が行う治療の安全、安心」を強く強調することにより危険な業との区別を明確にすることができるチャンスです。
人々は安全、安心な効果的施術を求めています。
また、事故やミスは100%未然に防ぐことは難しいのです。
これを機会にさらに安全性の高い施術の提供に具体的に努力をするチャンスとすることもできます。


江戸東京博物館で「レオナルドダビンチ展」が開かれています。
レオナルドダビンチの哲学は「見えない世界を探る」だそうです。
一つの放送も社会との関係で種々の可能性を秘めています。

タイトルは、2016年1月24日(日)朝日新聞朝刊、科学の扉の記事です。

生態・知能・ 解明の鍵握る湖  

南アフリカのタンガニーカ湖は、「進化の実験室」とも呼ばれる。
閉じられた環境のもと、少数の祖先から200以上の種のシクリッド(カワスズメ)という淡水魚が生まれ、多様な生態を持つからだ。
世界中から関心を集め、進化や知能の解明に向けた研究が進んでいる。


体長約8cmの小魚でも高度な論理的思考を巡らせている。--大阪市立大学の研究チームが、タンカニーカ湖にすむシクリッド「ジュリドクロミス」の、縄張り争いの性質を利用した実験で突き止め、スイスの専門誌に昨年発表した。

同じ大きさの雄3匹(A、B、C)を1組とし、まずBとCを同じ水槽で争わせた。
勝ったBを残りのAと争わせ、隣の水槽でCに観察させた。
こうしてAがBに勝ったケースを12組そろえた。


次に、AとCをガラスで仕切った水槽に入れると11組でAがCを攻撃しようとし、Cは逃げるよう動く様子が見られた。
Cは直接戦っていなくても、「AがBより強く、かつBがCより強ければ、AはCより強い」と、強さの順位を論理的に導き出したのだという「哺乳類や鳥類に劣らない、思考能力。
もっとシンプルな思考しかできないと思っていた」と実験した大学院生の堀田崇さんは話す。
ジュリドクロミスの脳の重さは0.04㌘、体重に対する脳の重さの割合は約1.7%で、ヒトの約1/3という。
思考や記憶などをつかさどる「大脳皮質」も発達しておらず、原始的とされる。
それだけに、鳥や哺乳類と同じ方法で調べることで、脳の認知能力などの進化の謎に迫ることができるかも知れないと期待されている。
・・・・以下略。



ノバク・ジョコビッチです。


プロテニス第一人者のジョコビッチの著書です。

ジョコビッチが第一人者になるのが、この食事法です。出版社は「三五館」です。

私がすごいと思ったのは、プロ選手として自己管理のすごさです。
理論的にすごい知識ですし、緻密な徹底した実践が素晴らしいです。
これは錦織選手もなかなか勝てないなという印象を強く感じました。
自分自身の身体で色々な反応を確実にキャッチして善し悪しを判断しておられます。


ジョコビッチ選手を立て直したのが、小麦を避けるという食事法ですが、単に糖質制限ではなく、時とところに応じた対応を細かにしているのが素晴らしいところです。

プロ選手が如何にすごいレベルで心身の自己管理をそして周囲の人々の協力で実現しているのかのことがよくわかります。是非読まれることを勧めます。

現代免疫物語beyond(ブルーバックス)が2016年1月20日に出版されました。




岸本忠三・中嶋彰両先生の共著です。

第一作は、2007年の現代免疫物語でした。
免疫の名著でした。
そして二作目が、新・現代免疫物語です。
2009年でした。
そして今回の作です。


以下は本の帯の解説です。です

 前二作をさらに超えた免疫世界へ  

 これから語るのは、日本の研究者達の不断の努力と活躍を縦糸に、最新の成果を横糸に織り込んで紡いだ、現代免疫学の物語。
 読者ははるかな過去から私たちの生命と健康を守り続けてきた免疫がいま、がんや難病の制圧に挑み、かってない成果をあげはじめたことに息をのまれるだろう。

2015年NHKでも放送された最新の研究が解説されています。

タイトルは1月11日の朝日新聞朝刊、文化・文芸欄の記事である。

世紀の大発見は、科学論文としてもお手本、

科学者のあるべき姿を問いかける。

自然科学系のノーベル賞で日本人の受賞が相次ぐなど、日本の科学水準が賞賛される一方、原発事故やSTAP問題では、科学者や科学論文のあり方が問われつづけた。



「科学者の姿勢や論文を考えるたび、思い浮かぶのがアルバート・アインシュタインです」と話すのは、理学博士で元富士ゼロックス基礎研究所長の唐木田健一さんだ。
非合理を許さない鋭敏な感覚を、アインシュタインから学んだ。
特殊相対性理論の原論文を翻訳し、筑摩学芸文庫から出している。

アインシュタインの原論文は「科学論文のお手本」と呼ばれる。
岩波文庫版では、訳者の故・内山龍雄大阪大名誉教授がこう記す。
「初等数学の知識があれば理解できる。まことに珍しい貴重な論文」

1905年6月のこの論文は、ちくま版でも岩波版でも日本語訳は50頁足らずだ。
内山教授は「アインシュタインの論文はどれも大変に簡明で理解しやすいが、この論文は特にそうだ。
説得力あふれる論旨で、読者をゴールまで引きずる」と絶賛する。

アインシュタインは何が違ったのか、唐木田さんは「目の前の矛盾に敏感で、それを克服しようとする誠実な態度だ」という。

特殊相対性理論は、18世紀の体系化されたニュートン力学と、19世紀に発展した電磁気学の間にある矛盾にアインシュタインが必死に格闘した成果だ。
走っている車からも、止まった車からでも、発せられた光の速さは同じになる。
この「光速度不変」の原理をもとに、相対性理論が難問を克服した。

「だが残念ながら、日本の社会は矛盾に鈍感だ」と唐木田さんは嘆く。
原発はその象徴で、廃棄物処理などの矛盾は未解決のまま。
STAP細胞でも暗然とさせられた。

当初、「論文の体裁上の間違いはあったが、現象は存在する」などと弁明された。
まさに論文軽視です。

今こそアインシュタインに学ぶべきだと、唐木田さんはいう。

私は、ちくま版、岩波版を早速購入しました。






12月26日は今年最後の土曜日です。
2015年の最後に糖質制限食が軌道に乗りました。
昨年の9月から運動習慣を「インターバル速歩」として始め1年経過し降圧剤から解放されました。
もう一つの大きな生活習慣である食事について「糖質制限」という形で挑戦です。
これが上手く行くと大きな生活習慣についてほぼ良いところに来たと考えています。


私の糖質制限は、ご飯、麺類、パンの主菜を全く取っていません。
「ケトン体」食事法にほぼ近いと思います。
ブドウ糖代謝からケトン体代謝に変えようとしています。
色々な試しをしてみています。
1ヶ月経過しほぼ順調と思っています。

1 プラス評価ができること

1-1 眠りは深くなりました。

1-2 疲れの回復する時間が短くなったと思います。

1-3 体重は3から4kg減少しました。

1-4 もちろん元気です。

2 気持ちに負担を感じていること

2-1 主菜中心の食文化との葛藤です。

 主菜を取らずにお肉を食べる、魚を食べるとご飯を食べながら共に食べることのおいしさを痛切に感じます。い長年の食事習慣との決別ということなのだと思います。食の楽しみの大きな部分を放棄しようとしているように思います。

 忘年会などのお付き合いは比較的簡単にこなせます。副菜が中心になっているからです。

2-2 糖質制限食とケトン体食

 糖質制限食では、1日の糖質制限量を130gにしています。1食に40gです。1食に糖質を40g以上取るとケトン体食にならずブドウ糖代謝になるのではないかと予想しています。主菜を摂らない時には、食事前にあまり空腹感が起きません。しかし、たまたま1食通常の食事をすると翌日猛烈に空腹感が起きます。1食の通常食で代謝が変わるために起きる現象ではないかと、今のところ考えています。もう少し安定した時に確かめをしようと思っています。 

2-3 アルコールとの付き合い

 日本酒、ビール等醸造酒は糖質が多いので制限が必要です。ウイスキー、焼酎は糖質ゼロです。ビールは500mlで糖質15gほどです。

  15gという糖質は、リンゴ1/4個が持っている糖質量です。果物を少し摂ることと同じ程度の糖質なので1日にビール500ml以上は飲まないことにしています。アルコールが必要な時にはウイスキーの水割りにしています。

歯科衛生士:吾妻美夕紀著、文溪堂の本です。

著者は、口腔衛生の専門家という職種を強く意識されています。
素晴らしいことです。

歯は治療する以前に守るものだということを強く訴えています。
虫歯を治療しても元には戻らない。

初期の虫歯は、唾液による自然の回復を待つ知識がほしい。
唾液には歯を再石灰化する働きがあり修復出来るといいます。
その機会を作る生活をすることこそ大切といわれます。

歯科衛生士ならではの上手な歯医者さんのかかり方も指導されています。

歯を守るための細やかな知識がしっかり書かれています。

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