恥ずかしいと思っているわけではありません。
むしろ勲章のようなものかと思っています。
長年東京およびその周辺で生活してきました。
そして先月、初めて歌舞伎座に行ってきました。
さる方にご招待していただきました。
国技館、後楽園、等々どこにも行ったことなしです。
人を対象とする実験研究は、お休みにしかできないのです。
休日こそが本当の仕事のかき入れ時なのです。
趣味が仕事か、仕事が趣味か。
そんな過ごし方をしてきてまもなく75歳です。
子どもに必要なことはディズニーランドには何度か通いました。
スケート、スキーも教えました。
家内はどうなったのでしょう。
全く私につきあい何もなしです。
家内と共にしばしの時間、伝統芸能の魅力を堪能してきました。
中村勘三郎さんの「守るだけでは伝わらない」に心を打たれたことを噛みしめながら、観劇しました。
何事も経験できるに越したことはない。
しかし何事も経験できるわけではない。
それぞれの人生を由とする以外にないということかなと思います。
私にとって今までの生き方を変えようという気持ちはないということです。