P1310017.JPG1月31日
P2200017.JPG2月20日
P3210034.JPG3月21日
 


2012年度開始です。おめでたい富士山写真をごれます。
富士山大好きです。
筑波大学理療科教員養成施設在職していたとき、体育授業富士登山にしました。したがって正課ですので全員参加です。

2年制ですので、2一回学生在学中一回参加するという仕組みです。

鍼灸教員養成施設として日本つしかありませんというところから、日本一り、日本一教員になるという意識仕事をしようといういでした。

7回登りました。1事故なく実施できました。
40学生2/3視力のない学生です。
このことについては
こちらに記しました。

富士山写真は、通勤時間しむというコマです。
131220この2飛行機です。
321これは新幹線です。
新幹線色々障害物があって写真るチャンスはちょっとしかありません。 

洋服は人を変える。
主役の小原糸子さんの信念です。
24日、土曜日の病院でのファッションショウの場面、出演者に諄諄と役割とその意義を諭す糸子さんはすばらしかったです。
最後までしっかりと演出する指導者としての姿に感動しました。

昔から「馬子にも衣装」といいました。
近年のクールビズでネクタイを外しスーツを脱ぐと何となくしゃんとしないような気分でした。
洋服が何かを創っているという思いがします。

私がまだ学生の頃にアメリカの46代大統領ジョン・F・ケネディさんが、ブルーのワイシャツを着て颯爽と登場されました。
私は格好いいなと思いました。
以来、50年近くブルーのワイシャツが私のユニフォームになりました。
ケネディさんのように若々しく颯爽としていたいという思いでした。

写真は、1ヶ月も遅れた我が家の庭の紅梅です。

これは316われた筑波技術大学学位記授与式での祝辞です。 

平成23年度学位記授与式

     祝辞

             本気仕事をする」

本日は、学位記授与おめでとうございます。
家族皆様大学教職員皆様おめでとうございます。
本学創設切望され、全国のあちこちで本学教育研究をご支援ただいているくの方々大変びのことといます。

さて、筑波技術大学学位という肩書きを社会巣立とうとする諸君に、はなむけ一言りたいといます。


本気仕事をする」、本気仕事をしているような気持ちでいます。
しかし、
本当本気仕事をしているのでしょうか。

失礼ですが諸君は、本気勉強してきましたでしょうか。
ててよくえてみましょう。

これからが、人生における勝負のスタートです。
そこそこの
努力では通用しません。
ちません。

司馬遼太郎先生の「」がNHKテレビで3がかりで放送されました。

教員になって以来長編小説まないようにしてきました。
一定時間されたくない。といういからでした。
時間空白気分転換によいのですが、長編小説となると数日占拠されます。
それは
教育に、研究支障となりるといういでした。

最後から2回目放送でした。戦艦三笠船員入浴しているシーンがありました。ナレーションで身体清潔にし、消毒した戦闘着海戦むとあり、それは兵員戦闘による外傷化膿予防しようというであるとのことでした。露戦争での日本海軍戦闘力めるだけにいでいたのではなく、そこまでしていたのかと感心しました。まことに「本気仕事」です。そこで司馬遼太郎さんの原作ではどのようにいてあるのであろうかと興味がわき、早速本屋さんでめました。文春文庫では、8最終刊)にその場面がありました。原作では衣服だけではなく、をくまなく消毒するとありました。戦艦砲弾破壊されるとその破片での外傷いので艦内消毒とのことでした。そこまで準備えた海軍をつくっていました。

 

「まことにさなが、開花期をむかえようとしている。」という明治時代人大変って國造りをしていたといういが強烈です。大変本気です。

 

は」明治20年代30年代ですが、明治27年日清戦争明治37年日露戦争程度知識しかないには、明治からの日本歴史ぶテキストです。
これより
江戸幕末は、「胡蝶」、「龍馬がゆく」などでべますが、幕末から明治大正におけ司馬文学してくれる日本人、それが昭和平成にどのようにっているかという筋道関西大学名誉教授矢沢永一先生の「」をむという説書がよくしてくれています。

本気で・・・」ということは、たままに、いたままに、いつものように、ではなく、たものを、見直す。
いたものを、す。ということです。

で、でとは、自分えるということです。
つの物事本当いは、目的はどこにあるのかをえて仕事をするということです。

では、世界大国です。
しかし、
100年少には辺境にある「まことさな」でした。
明治時代人本気努力今日大国へのりました。

21世紀10て、世界も、きな変革期えようとしています。
時代わろうとしています。
本質か。
将来展望した「本気選択」をめられます。
明治時代人の「本気仕事」にび、えましょう。

諸君期待します。
諸君未来21世紀をしっかりえられることを祈念します。
健康きと社会巣立ってください。

平成24316

 

                                    平成医療学園 宝塚医療大学 副学長

                                                                西條一止



以下文章は、45宝塚医療大学での新入生するオリエンテーションの資料です。

      準備して 参加する 授業

                                副学長 西條一止

 新入生諸君入学おめでとうございます。

  今日から、諸君人生において重要意味舞台いたのです。

 どうしたらこのチャンスを十分かし、社会期待えられるでしょうか。

 その第一番大切なことが「準備をして参加する授業」です。

  これはなんの写真かりますね。

  富士山写真ですね。

 ややから富士山ています。この写真はどこからったものでしょう。羽田発関西空港行きの飛行機から撮影しています。りました。

 1124、このは、朝起きるとすばらしい秋晴れでした。関西空港行きの飛行機富士山南側ることをっていました。今日富士山がよくえるぞとい、いつもより1時間羽田かいました。富士山えるよい確保するためです。行機先頭かって右側窓側席、しかも主翼ではだめなのです。上手確保きました。飛行機ちにカメラを準備し、つのをちます。飛行機んで5分後ほどで富士山がよくえるようになるのです。写真れました。この写真偶然撮たのではなく、準備をしてんでったものなのです。準備があってできたことなのです。しかし、天候偶然です。人生では大切ですが、準備があってがいきるのです。

 準備をして参加する授業」。予習というとたりのことにこえます。そこであえて準備をして参加」といいたいのです。

 めテキストをんでおくと理解しにくいところが明確になります。明確になるようにまなければなりません。文字っかけるだけではんだことになりません。

 めの準備こそがきな意味ちます。のある学問ける重要要素です。

 準備には時間必要です。必要時間確保するための努力必要です。

 しでもくの、活動必要時間確保するに大切なことは、1時間24しかありません、24時間をいかに有効活用するかの問題です。人間夜行性動物ではありません。昼間活動する昼行性動物です。24時間地球自転のリズムにたちの身体支配されています。そのリズムをさない生活たちの身体きさせます。

 たちの体内には、25時間リズムの時計があります。起床朝日びることで地球リズムにリセットされます。それを毎日繰します。体内時計がリセットされるというチャンスに身体色々きが調整されます。規則的起床するところにてのスタートがあります。に、午前0時〜3時間帯りを可能にします。ど時間帯てもじではないのです。

 準備して参加する学生生活」の基本は、としてのリズムをかした規則的生活による、身体機能がいつもフル回転できる状態維持にあります。

 いよいよたなスタートです。新入生諸君かしい大学生活創造する決意し、健闘期待します。

 授業は、教員学生協働作業

 授業教員種々準備をします。しかし学生にも理解しようという準備必要です。

 学生こうという態度教員によい講義をさせます。

  よい授業は、教員学生とのよい協働作業成立します。

 宝塚医療大学でよい授業りましょう。

 よい授業は、たちにとても大切さなびです。

  さなびが、たちを元気にします。

ちょっとした嬉しいこと、治療が上手くいった、原稿が書けた、学生が質問に来た、嬉しい便りが届いた、かみさんの嬉しそうな電話などなどです。
こんなちょっとした嬉しいことが私の心に大きな影響を与えます。
何かウキウキし嬉しくなります。
やる気がわいてきて計画を練りたくなります。

私は家内からB型人間、ゴーイング・マイウエイといわれます。
かなり精神的には自立していると、なんとなく思っていました。
しかし、実際には種々の事ごとに気持ちが影響を受けることを気付きました。
快適に仕事をするには、心を嬉しくしてくれるようないろいろなことが大きな関わりを持ちます。
周囲に心優しくあることが、心を嬉しくしてくれる出会いを多くしてくれることでしょうか。

今週、月曜日にNHK総合でプロフェッショナルの放映がありました。
飛騨高山の成瀬正さんというパン職人が主役でした。
お客さん:ここはパンの聖地です。

日本を代表する孤高のシェフ。
パンとの飽くなき戦いの日々。

毎日、常に不満足。
不満足こそが極上を生む。

パンの生地を作る。
生地を発酵、熟成させる。
これらの出来具合を手の感触、香りでその状態を見極めるのがいのち。
そこに満足はない。
毎日、徹底してこだわる。

すごい気迫で完璧を追求している。

鍼灸の治療に対するあり方と共通するところが大きい。
すごい真剣さです。
すごい本気です。

生涯の仕事として技術を追い求めるものに強い励みを与えてくれます。
3月1日の真夜中に再放送がありました。

家にいても学べるチャンスが誰にでも与えられています。
一生学びです。

お通夜に行きました。
現職の時にいろいろな仕事を一緒にした思い出の多い方でした。
奥様が数年前に他界されました。
ご本人とは昨年の夏にお会いしたのが最後でした。

人生の途上で思いがけず他界する場合はともかくとして、私も73
歳になってみると社会とのお別れの仕方のようなことが頭の片隅にあるのです。
今回も特にそんなことを強く思いながらお通夜の時間を過ごしました。
奥様とも親しかったので奥様が存命であれば、故人へのお別れの気持ちを伝える対象が明確なのですが、お子様達にはほとんど面識がないので何か故人への思いの接点が見つけにくく、どんな葬儀の仕方がよいのだろうかとの思いを持ちました。


ご逝去の方を知ったときからの思いでしたので、早めに出かけ共に過ごしたあたりを1時間ほど散策しながら思い出していました。
何かでも満たされないものが残ります。
それが喪失感といえばそうでしょう。


私は、73歳になりもはや人生の途上ではなく、最後を見通せるような処におりますので、自分の幕引きは、自分で企画、演出して皆様とお別れした方がいいなと思いました。
社会とのお別れのセレモニーは、葬儀とは別のものにして葬儀は家族がしてくれればよいというのが、私の思いです。
最後の交流をしたいなという思いを持つ人々と経済的負担をできるだけ抑え、記念品などなく、ちょっとしたおつまみと飲み物で、語り合える楽しい時間を共有できる機会を、お別れの場としたいと考えています。


数年後にはそんな計画をお伝えすることができればよいなと考えています。

1週間経過し98%軽快です。
先週まであった飛行機に乗ったときの症状も今週はなくなりました。
痛いなということを思い出させることが時々というのが2%です。
日常生活は全く問題なしです。
結局、
1.5ヶ月でした。
今回、治療的に用いたのはバッファリンだけです。
マッケンジー法を主として痛いときに用い、痛みを発生することは徹底して避けるという生活をしました。


自然軽快するということは、危険な状態に対する生活のあり方により大きく差が起きてくることを経験しました。
まさに生活習慣が大きな決め手になっています。
あらゆる病気は生活習慣病として始まるとも考えられます。
また、生活の仕方で発症しないまま過ぎてゆくケースも大いに可能だということです。

治療以前の問題として「健康寿命への生活学」が求められています。

ようやく日常生活にほとんど不自由がなくなりました。5%残っているというのは、飛行機に1時間座っていると立ち上がってしばらく症状が出るのです。腰を反らす運動をすると回復します。

今回は、特別な原因らしきことが思い当たらないままに起こりました。
身体の方に発症し易い状態ができたものと思います。
局所に炎症症状があったことがバファリンが効いた理由かと思います。
そのような状態は温熱も含めて物理的刺激は効果がありませんでした。
筋緊張が高く血液循環が悪くなっている状態は、物理的刺激がよく効きます。


5%残っているということは、危険な状態にあるということです。
しかし、マイナスになることを極力避けるようによい姿勢を保持する生活をしていると、症状は改善してきます。でも危険と隣り合わせの処に居るんです。
1ヶ月でほぼ回復しました。
身体を良い状態においてやる。
身体は改善の方向に向いてくれます。
自然の力です。
生活習慣を良い状態に維持することの大切さです。


腰部に炎症症状があるからといって寝ていなければならないというわけではありません。
むしろ、全身的には適度な活動こそが大切です。
しかし、痛みのある局所は安静を保持してやる。
それは痛みの起きる動きをしないことです。
痛みが起きないような動きを工夫して身体は活動させることです。
またよい勉強をしました。
自分で体験してみることこそ文字上のレベルではなく、本当のことを理解させてくれます。
体験はまさに神様の贈り物です。

この3週間ほど、腰部椎間板ヘルニア初期症状に悩みました。ようやく80%程回復しました。

左股関節の伸筋群に痛みが出て、左足を先に出して階段を上れなくなりました。
下りは左足を先に出してでないと下りられないのです。
通常のように足を交互に出して上り下りが出来ないのです。
時間が倍以上かかります。
でも右足を先に出して上がれば上がれるのです。
階段が不便なのでなるべく階段を避けるルートを見つけるなど工夫をすれば、時間はかかるけれども生活は出来るのです。
出来ないことが何でどうすれば出来るかを確認できれば、何とか生活が出来ます。
身体についての知識を持つことの重要さを感じました。

1月24
日(火)は、関東地方は銀世界の朝を迎えました。私は羽田9時の飛行機を予約していましたのでつくばの家を朝、6時には出かけなければならなかったのです。
道路は凍結しており車が使えません。
駅まで歩いて
40分、凍結した道をいささか不自由な脚で歩かなければなりません。今日はお休みとしたいところですが、飛行機のチケットは早割で購入しているために変更できません。

筑波山の藤蔓で作った「杖」を何年か前に買って持っていました。
軽くてとても良い杖です。
この杖がとても役立ちました。
駅の階段も上手に使うと歩きやすいのです。

私は若いときに理学療法士の勉強をしましたので杖の使い方もよく承知しています。
杖もやはり使い方です。
どう使ったら身体への負担がを軽減できるかです。

身体を動かす仕組み、サポートの仕方など、高齢者向けの講座が必要だなと痛感しました。
知識により自分の身体を無理せずに活動の幅を広げられます。

先週の日曜日からNHK総合テレビで「人間とは何か」というシリーズの放送が始まりました。第1回の22日は、ホモサピエンスが20万年前にアフリカに誕生するところから始まりました。
そしてどのようにして他の動物には見られない、「他と分かち合う心」を獲得できたのかを推論しました。
分かち合う心が、人間として生きながらえることを可能にしたとしていました。
すばらしい番組です。
どうして
NHKは自由に録画させないようにしてしまったのでしょう。より多くの人に見てもらうことにこそ意味があると思います。
NHKは受信料で運営されています。明日、29日が第2回目です。
219日、26日が第3回、4回です。多くの人々が見られることをお勧めしたいですね。

鍼は、腔というところ:頭蓋腔、胸腔、腹腔、関節腔、などなどには刺鍼出来ないもしくはしません。
この鍼のしにくいところは神経反射などのメカニズムで刺激しています。
この腔に対して、直接刺激する方法があります。振動刺激です。

サウンドヒーリング協会(理事長:喜田敬一郎。電話:03-3341-6796
)が音楽の波による振動を振動刺激として用いる装置を作っておられます。
この振動刺激がおもしろいのです。
腔に安全に衛生的に刺激できるということです。


肩甲下筋に肩甲棘窩から刺激できます。
鍼は刺せませんが振動刺激は伝導します。
肩甲下筋の緊張が緩みます。

便秘は、女性に多い症状です。左の大巨によく刺鍼します。
下行結腸に直接刺鍼したいけれども腹腔内には刺鍼しないわけです。
振動刺激は大丈夫です。

鍼にサウンド刺激を併用することで、新しい安全で衛生的な治療体系をつくることが出来ます。

関西大学名誉教授 矢沢永一著 幻冬舎 

司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」がNHKテレビで3年がかりで放送されました。

実は、私は教員になって以来、長編小説を読まないようにしてきました。
一定の時間、頭を占領されたくない。という思いからでした。
短い時間の空白は気分転換によいのですが、長編の小説となると数日は占拠されます。
それは困るという思いでした。

最後から2回目の放送の時でしたでしょうか。
戦艦三笠で船員が入浴しているシーンがありました。
ナレーションで身体を清潔にし、消毒した戦闘着を着て海戦に臨むとあり、それは兵員の戦闘による外傷の化膿を予防しようという策であるとのことでした。
日露戦争での日本海軍はそこまでしていたのかと感心しました。
まことに本気です。
そこで原作ではどのように書いてあるのであろうかと興味がわき、早速本屋さんで求めました。
文春文庫では、8巻(最終刊)にその場面がありました。
原作では衣服だけではなく、艦内をくまなく消毒するとありました。
戦艦が砲弾を受け破壊されるとその破片での外傷が多いので艦内も消毒とのことでした。
そこまで準備を整えた海軍をつくっていました。
「まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている。」という明治時代人は大変な力を振り絞って國造りをしていたという思いが強烈です。
大変な本気です。

「坂の上の雲は」明治20年代、30年代ですが、明治27年日清戦争、明治37年日露戦争程度の知識しかない私には、明治からの日本の歴史を学ぶテキストです。
これより先の江戸、幕末は、「胡蝶の夢」、「龍馬がゆく」で学べますが、幕末から明治、大正における司馬文学が示してくれる日本人の生き方、考え方、それが昭和に平成にどのように関わっているかという生き方の筋道を矢沢永一先生の解説書が整理され示してくれています。

「坂の上の雲」と共に司馬遼太郎「坂の上の雲」を読むに親しまれることをお勧めします。

なおついでに内田 樹著、「日本辺境論」つないで読むと日本人に対する理解が高まります。

3年がかりの大河ドラマ「坂の上の雲」の最終年でした。25日の日曜日に最終回を迎えます。

まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている。
司馬遼太郎著の「坂の上の雲」の書き出しです。
近代日本が立ち上がろうとしているときの歴史です。


「やがて彼らは日露戦争というとほうもない大仕事に無我夢中でくびをつっこんでゆく。・・・楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一だの白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。」
明治時代人の真っ直ぐな、本気での生き方が示されました。
まさにたてまえのみで、本気で仕事をしない今日の世相です。
原発事故も本気で仕事をしていなかった様子が次々と明らかにされます。


18日の放送で、三笠で海戦がが始まるというときに,乗組員が入浴している場面がありました。
消毒した戦争着を着るとマレーションしていました。
兵員の怪我による化膿を予防しようという処置とのことです。
そこまで本気で仕事をしていたのかと感服しました。
司馬遼太郎さんの原作ではどのようになっているのかを早速調べました。
戦闘服の消毒のみでなく、館内を消毒して海戦に臨んだとされていました。
司馬遼太郎さんは資料を丹念に当たられて作品をつくられるので有名です。
明治時代人の真っ直ぐな気概に脱帽です。学ばなければなりません。


1231日、17日をお休みにいたします。
1年間お付き合いいただきありがとうございました。よいお年をお迎えください

誤解だらけの生態系「自然はそんなにヤワじゃない」花里孝幸著、新潮選書。

著者は動物プランクトンを中心にして湖の生態系を研究しておられる方です。

普段目にし易い生態系とは違った、目に触れにくい部分から生態系を見せてくれます。
ものの見方を変えてくれます。


原点に立ち戻って考えるチャンスをくれます。 

「灘校・伝説の国語授業」、宝島社。橋本 武著。

 

昨年、小学館から出版された「奇跡の教室」という本が、灘校での橋本先生の国語授業を紹介し評判になりました。

「灘校・伝説の国語授業」の帯には、灘校を無名の滑り止め校から東大合格日本一に押し上げた「奇跡の授業が体験できる本」と書かれています。

橋本先生が、「銀の匙」という文庫本を中1から中3の3年間をかけてスローリーディンがされた。
授業の時に生徒に配られた資料を「銀の匙研究ノート」といわれていますが、それを本にして紹介しておられるのです。
まさに奇跡の授業を体験できるという思いです。
すばらしい内容です。橋本先生は、この授業をする思いを、

 1 寄り道をする。

  2 追体験をする。

  3 徹底して調べる。

  4 自分で考える。

とまとめておられます。

「銀の匙」という中勘助著、の夏目漱石が絶賛されたという名著を1冊読むことで、国語力を、学ぶ意欲を見事に開花させました。
「注入ではなく抽出する」という、まさに自ら学ぼうとする力を育てました。
本書を読んで国語が好きになるよねと思いました。
1年の初めには国語が好きが5%だったそうですが、3年の終わりには95%が国語が好きになっていたとのことです。

この豊かな内容の寄り道をするには、大変な努力が求められます。
本気で取り組まれておられる教師の鏡を拝見する思いです。

2009年10月12日のNHKテレビ、「ザ・コーチ」でも紹介されました。

橋本先生は、現在99歳でお元気なのだそうです。

宝絚医療大学附属治療院を開設して6ヶ月経過しました。週の患者数は30から40名というところにあります。教員6名、研修員3名ですが、水曜日だけは全員おりますが他の曜日は2名程度です。

全員で教育機関の治療院として望ましいあり方を検討してきています。全員がそれぞれ意見を出し合ってというところが大事なところです。

私にとって治療院を作るのは筑波技術短期大学、新宿鍼灸柔整専門学校そして宝絚医療大学と三つ目になりますが、今回おもしろい経験をしております。

日本伝統医療科学大学院大学の関係者が3名参加していますが、この内の1人、菊池講師はとても几帳面な性格をしているようです。
治療室のあり方等について細々と提案してくれます。
その結果の一つが「清潔感あふれる治療室」です。

写真のようにタオルのたたみ方も統一されています。
スリッパの置き場所、脱衣篭の位置などきちんと指示されています。

相談するときには、そんな細かいことはと思いました。
私などはおおざっぱな方なので、えーと思いながら話をしておりましたが、実際にやってみると、ルーチンワークとなって治療室が整然とし清潔感にあふれました。
オープンキャンパスへの参加者にも気づいてもらい治療室の売り物の一つになりました。
兎角、売るのは鍼治療効果と思いがちですが、この清潔感の大切さに気づきました。
多様な人柄が生かされる環境は発展できますね。
各人がやる気が沸いてくるのだと思います。

1 動く仕組みとしての深層背筋の運動

2 代謝を高め健康体をつくるためのスロートレイニング

3 ウオーキングなど生活活動としての運動(有酸素運動)

 1の運動は10分以内で出来る。これは毎朝行う。時に休んでも全く問題はない。

 

 2の運動はやはり10分間以内に行う。しかも週に2回である。

  3の運動は、2の運動との関係が重要である。2の運動の後に3の運動という順序が3の運動効果を大きくする。

 しかし、問題は2の運動は下半身の疲労感をつくることである。その疲労感が生活を邪魔しないようなところで行う必要がある。朝、行うと午前中下半身がだるかったりし、生活意欲が低下する。生活への妨げを最小限に出来る場面を工夫する必要がある。その後で行う3の運動は効果が大きくなるので是非組み込んで行う。

 以上3週にわたって書いた運動が一般の人たちが健康で過ごすに最も必要と私が考えるものである。

  スロートレーニングは、画期的な運動の方法である。しかし下肢筋の血流が悪い人たちにはお勧めではないというのは、全てによいものなどないのである。注意深く研究的に行う気持ちを育てることは、一生あらゆる場面で有益な力となることである。

一般の人たちが健康のために出来る運動は、毎日1時間もなどは出来ない。せいぜい、10分か15分程度であろう。
日本の現代人の生活は、何かのための時間を確保するために睡眠時間を削っているのが現状である。
快適な生活を確保するために必要な運動を最小限どれだけ行えばよいかを考えるのは大切なことである。
先週のものは第一番に求められるものを考えたものである。


今週は、次に求められるものとして、2番目で良いというわけではないが、ここまでは必要なものとしての運動である。

 「スロートレーニング」

筋を太らせ代謝機能を高める。特に脂肪を燃焼しやすくする。メタボリックシンドローム対応策に最適。ゆっくりとした骨格筋の持続的収縮と停止しない運動。

生活に最も重要な関わりを持つ抗重力筋をスロートレーニングで鍛える。そのためにスクワット運動を行う。

1 運動の仕方

膝と股関節をゆっくり曲げて重心を下げ、止めずにゆっくり伸ばす。
真っ直ぐに立ってはいけない。
立つ少し手前で大腿部などの筋が緩まないところで
2回目の運動に移る。この間、動きを停止しない。
1回の運動を10秒程度で行う。

重心を下げてゆくときに息を吸う。上げてゆくときに息を吐く。

5〜10回行う。辛いなと思ってからもう一回。
 

上記を3セット行う。セット間の休みは、1分間程度を標準とする。

 

1週間に2回行う。

2 重要なこと

① 継続することが最も重要。

② 無理をしないこと。 

③ 下半身の疲労感がおきる。入浴等で改善を促す。

④ 下肢の筋肉の血流が悪く、痙攣などを起こし易い人たちには、痙攣を起こし易くする恐れがある。行わない方がよい。理由は筋の持続的収縮をさせることで筋血流を悪くしようとしているからである。通常の場合には血流不足により脳を刺激し筋の修復機能を高め、代謝の亢進、筋を太らせるなどの好ましい反応を誘発する。

3 効果

① スロートレーニングを行うと、交感神経機能が高まりアドレナリン、成長ホルモンが分泌され代謝の高い状態がつくられ脂肪の燃焼もし易くなる。この効果は運動の最初の段階から現れ、数時間から数日継続するという結果も出ている。 

② 3ヶ月程で筋肉が太る効果が現れる。

③ 持続的筋収縮により、骨格筋を虚血状態で運動させることが、骨格筋に大変な負荷がかかっていると脳に思わせ成長ホルモンの分泌が高まり代謝機能が亢進する。このメカニズムがメタボリックシンドロームの改善に効果を発揮する。1セットの運動の間、筋の持続的収縮を維持することこそが重要である。

④ 重心をある程度下げたところで停止しておいても筋の持続的収縮を維持できるが、このときの問題点は、一箇所にとどめることで関節及び周辺組織の特定の部位に負荷がかかり傷害が起きる危険があるためである。 

101日の「解っていること」と「実際にすること」で、自分の健康のことを書きました。
今日は私が実際に行っている体操を書きます。
疲労回復の「深層背筋」のストレッチ体操を中心としています。 


Ⅰ 朝目覚めて布団から起き上がる前に行う運動

掛け布団を脇に外して

  ① 足首、足指を動かす。10回ほど。

 

 ② 膝、股関節を曲げて膝を抱える。注意:腰を曲げない。10回ほど。

  ③ 膝を曲げて、外に倒す。10回ほど。

 ④ うつ伏せになり、両手を胸の脇に置き、腕を伸ばして上半身を上げる。注意:下腹を上げない。腰を反らす。5〜7秒ほど。5回ほど。 


Ⅱ 一番、動かしたいところの運動:脊柱の周りの筋群{深層背筋}


-1 深層背筋のストレッチ運動


 〇 ストレッチ体操は、体の外側に近い方から、長い筋肉から動かす。

 最初に長い筋肉をストレッチするために、全体を大きく動かす運動をする。


 1 両足を肩幅に開いて立ち、膝を曲げずに腰から背中全体をゆっくり曲げて頭を両足の間に入れるようにしっかり曲げる。曲げたところで1,2,3と数える。

 2 体の側屈をする。伸ばす側の上肢を挙げて大きく動かす。1,2,3と数える。

  3 体を回旋し、屈曲する。いっぱいに回旋してから回旋の方向に屈曲する。1,2,3と数える。


 この後で背骨を部位に分けて動かす。


 〇 脊柱を動かす部位を6部位に分けて動かす。

  1 頭と頸の境 2 頸全体 3 胸の上半分 4 胸の下半分

  5 腰        6 腰と骨盤の境

   3,4の運動は曲げる方向の反対側の上肢を上に伸ばして(通常の側屈の運動の仕方)行う。


 〇 運動の方向

  1 前に曲げる 2 斜め前方に曲げる(左右)  3 横に曲げる(左右)

   6部位同じに行う。

   1,2の運動は反対方向にも行う。


 〇  運動の仕方

  いっぱいに曲げて、そこで力を入れたまま123と数える。(3秒間)。


 〇  回す運動

  1 頭と頸全体 2 胸全体 3 腰全体 

    右に、左に3回ずつ回す。できるだけ大きく動かす。 


Ⅲ Ⅱの運動に続けて行いたい運動


-1 筋群の協調性を高める運動


  1 頸と上肢

      頸を左に向けるときには、左上肢を真っ直ぐに外側に伸ばす。右上肢は、肩関節は左と同様に90度外転するが、肘関節は90度屈曲して上方を向く。頸と腕を同時に動かすことが重要である。

  2 腰と上肢、下肢

     腰の回転をよくする運動である。

   両足を肩幅よりちょっと広めに開いて立つ。

   腰を左に回すときは、両足のつま先を左方向に向けておく。左膝は曲げてはいけない。真っ直ぐに伸ばして突っ張る。右膝は曲げる。この時上肢は、左上肢は肘鉄砲をするように後ろに強く引く。右上肢は身体の回転の方向に強く伸ばす。

   同時に行うことが重要である。    


-2 大腰筋を伸ばす運動

 両足を肩幅に開いて立ち、両手をお尻に当てて前方に押し股関節を伸ばす。

 この時に膝を曲げてはいけない。腰を反らしてはいけない。膝も腰も伸ばしたまま力を向いて骨盤を前に押し出す。腰を反らすと大腰筋は伸びない。 

  ラジオ体操

 ラジオ体操は、深層背筋を動かす運動として通常に行って最も望ましい運動です。

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